熱中症の症状!?その頭痛正しく処置しないと危険かも?

暑い日が続きますね~・・・

体調くずしたりしていませんか?

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夏のこの時期、気をつけたいのが 熱中症 

外出時だけでなく、家の中 や 車の中で も、気をつけないといけません。

特に、危ないのが 頭痛  です。
何が、危険かというと、熱中症なのかどうか、見落とすことが多いからです。

頭痛は、熱中症の症状の一つですが、あまりに一般的な症状なので熱中症の自覚が無いまま、悪い状態になってしまうことがあります。

特に、子供は危険です。

熱中症で頭痛の症状が出る場合、結構重い症状のケースがあります。
一刻も、早く処置しなければいけません。

でも、どうすれば気づけるんでしょうか?


  • 普通の頭痛と、熱中症の頭痛の違いは?
  • もしも、熱中症だったらどすればいいの?

今回は、そんな熱中症による、頭痛について、まとめてみたいと思います

それでは、早速見ていきましょう。


熱中症とは?

熱中症:HEAT STRESS DISORDER

熱中症にかかると、複合的に症状が出ることが多いです。
従って、頭痛 と一緒に出ている症状を見れば熱中症かどうかが分かります。

まず、下の表を見てください。
熱中症の症状と治療についてまとめたものです。

日本救急医学会が出している「熱中症に関する委員会」の推奨する分類の抜粋です。


熱中症分類[出典:日本救急医学会 「熱中症に関する委員会」の推奨する分類】
※ クリックすると拡大します

熱中症といっても、3つの分類(Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度)があります。

症状を見ると、さすがにⅢ度は、頭痛とか言っているレベルではありませんね。

Ⅰ度やⅡ度にある、「めまい」や「大量の発汗」「嘔吐」など、普段の頭痛が起きた時に、
一緒に起こる症状というのは少なそうです。

こういったことが、頭痛と一緒に起これば、熱中症という判断ができそうです。

頭痛 そのものは、Ⅱ度に分類されていますね。

Ⅱ度以上の場合、病院での処置 が必要です

ただの頭痛と考え、病院に行かずに処置しようとすることは、とても危険です。

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Ⅱ度の熱中症の症状には、 嘔吐や、倦怠感、判断力低下などの症状があります。

こういった症状が、ともなっている場合には、すぐに救急車を呼びましょう。

しかし、頭痛以外に症状が無いからといって、安心はできません。

頭痛以外に症状がなくても、確認する方法があります。

次に、それを見ていきましょう。


熱中症・ 確認と処置の3つのポイント

これは、頭痛だけではなく、どの症状にもあてはまります。

熱中症対策には、「確認と処置」 それぞれ3つポイントがあります。


確認 の 3つのポイント 処置 の3つのポイント
 体温が高い? 身体を冷やす
 意識があるか?  水分・塩分を摂る
 自分で水分・塩分が摂れるか?  病院へ状況を報告                            

特に、難しそうなものは、ありませんよね(笑)

熱中症で起こしている頭痛なのかどうかの確認も、これだけで出来ます。


確認のポイント!

この熱中症の確認の目的は
「Ⅰ度か?」それとも「Ⅱ度以上か?」 を判断するためです。

これを、もっと簡単に言えば・・・045101

救急車を呼ぶかどうか」  を決めるためです。


  1.  体温が高い (38度を超える場合)
  2.  意識がおかしい (意識が無い、意識はあってもきちんと話せない)
  3.  自分で、水分(塩分)が摂れない

これらの、状況が確認できたら、迷わず救急車を呼びましょう。
「ちょっと様子を見てから・・・」 などと考えてはいけません。

特に、体温が高い場合には、一刻を争います。


体温の測定の重要さ

この確認項目でも、重要なのは 「 体温を測る 」ことです。

この体温を測ることにより「頭痛」も


  • いつもの頭痛なのか?
  • 熱中症(Ⅱ度以上)によるものなのか?

判断することが出来ます。
熱中症が疑われる時の頭痛で、熱があれば危険です。

体温が38度以上 かそうでないか?

これは、一目瞭然で、誰でも同じ判断ができます。

熱中症では、体温が高いほど危険な状態 という特徴があります。
まずは、体温を測ることを、忘れないようにしてください。

もしも、体温計が近くに無い場合には146148 体を触れてみて、熱くないか確認して下さい。


体温計 について

脇ではなく、額に当てて数秒で測れるタイプが便利!

時間短縮ということもありますが、脇は使えません。
脇は、身体を冷やすために効果的な場所です。
熱中症の応急処置で、 すぐに氷のうや濡れタオルを当ててしまいます。


では、続いて、処置のポイントに移りたいと思います。


処置のポイント!

処置のポイントは、いたって簡単です。


  • 身体を冷やす
  • 水分・塩分を摂る
  •  救急車を呼ぶ

3 は、先ほどの確認の結果、必要があれば救急車を呼びます。
1 と 2 については、確認と同時並行で実施する処置です。

処置の方法について、詳しく見てみましょう。


身体を冷やす(場所・体表面・体内部)

身体を冷やすために、次の事を実施する。
基本的な考え方は、「涼しい場所へ移動し、体の表面と内部を冷やす」 です。

涼しい場所へ移動する(場所)
エアコンのある、涼しい部屋・場所に移動します。
ゴルフ場などでは、日陰のなるべく涼しい場所に移動します。

上着などは脱ぎ、衣服を緩める(体表面)
  上着などは脱ぎ、服をゆるめ涼しく楽な格好になる。

太い血管を冷やす(体内部)
脇の下や、首筋、脚の付け根の部分など「太い血管」を冷やす。
(氷のうや、冷たい飲み物の入ったペットボトル、濡れタオルなどで冷やす)


126392頭痛 があるからといって、頭だけを冷やしていてはダメです。
必ず、身体全体を冷やすようにしてください。

水分・塩分を摂る

ここで、水分と共に塩分と書いてあるのには意味があります。

脱水症状を起こすと、「真水」は体が受け付けません、塩分(Na)が必要です。094976

一番良いのは、薬局などで売られている「経口補水液」です。
スポーツドリンクでも構いません。

無い場合には、次のものを混ぜて塩分入りの水を作ってください。


【自作の経口補水液】


1リットル
3g 小さじ1/2杯
砂糖 40g 大さじ4強

病院に報告

救急車などで病院に行く場合には、 必ず誰かが付き添います。

そして、次の事を報告して下さい。


  • 発症したときの状況(気温や風通しなどの環境)
  • 何をしていたか(スポーツ、作業など)
  • どんな症状が出たのか、症状の変化は
  • どの様な応急処置を実施したのか

まとめ081377

Check 熱中症の症状
  •   熱中症の頭痛かどうかの確認  
    熱中症の他の症状は出ていないか? 
    熱が出ていないか?(28度以上ならⅡ度)
    Ⅱ度以上の場合、病院での処置が必要(すぐに救急車!)
  •   熱中症の処置 
    1. 身体を冷やす(場所・体表面・体内部)
    2. 水分・塩分を摂る
      (経口補水液・スポーツドリンク)
    3. 病院に報告(状況、症状、処置など)

あとがき

頭痛は本当に、やっかいですよね。

実は、私は頭痛持ちではないんですが・・・
夏の晴れた暑い日に外出すると、頭が痛くなったりします。

もちろん、熱中症ではありません。
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これって・・・
熱中症にかかって頭痛が起きても
気づかないパターンですよね(苦笑)

めまいや、立ちくらみ、倦怠感など
他の、熱中症の症状が起きていないかの確認。

そして、体温を測るようにしたいと思います。

皆さんも、体温計 すぐに測れるタイプのものの、常備をおススメします。
特に、お子さんなんかがいる家庭では、あったほうがよいと思います。

でも、一番は熱中症にならないことです。
関連リンクのところから、熱中症対策・予防の記事が見れます。

是非、あわせてご覧になって下さい。

  

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