毎日、暑いですね。
暑さ対策、きちんとしていますか?
熱中症って気が付いた時には、なってるので本当に気をつけないといけません。
熱中症対策や予防法など、テレビでも色々とりあげていますよね。
- 熱中症を防ぐための飲み物
- 熱中症に効果のある食べ物
- 熱中症にならならいためのグッズ
・・・・などなど
そんな中から、ここでは「熱中症対策の食べもの・ドリンク」について
ご紹介したいと思います。
熱中症対策の食べ物
熱中症対策の食べ物といっても・・・
これを摂れば「熱中症にならない」という、そんな魔法のような食品はありません(笑)
熱中症は、体が疲労状態にあると発症するリスクが、グンと上がります。
つまり、夏バテの様な状態にある人は、熱中症になりやすいということです。
では、どういう食べ物が夏バテに良いのか?
基本的には・・・
炭水化物(糖分) ・ タンパク質 ・ 脂肪 ・ ビタミン ・ ミネラル をバランスよく摂る必要があります。
いわゆる、「バランスの良い食事」です。
これが、まず第一です。
その上で・・・
「夏バテなどに効果のある食品」 を、摂り入れるということが大事です。
さて、では、夏バテなど「疲労に効果のある栄養成分 と 食品 」について見てみましょう。
夏バテに効果のある栄養成分
効果 | 多く含む食品 | |
---|---|---|
マグネシウム | エネルギー代謝に関わる酵素を 活性化する |
ひじき、シラス干し、納豆、ココア |
ビタミンB1 | 糖質をエネルギーに変えるのに必要 | 豚肉、ハム、たらこ、うなぎの蒲焼、大豆 |
ビタミンB2 | 脂質、たんぱく質、糖質をエネルギー に変えるのに必要 |
レバー、牛乳、うなぎの蒲焼 |
ビタミンB6 | たんぱく質をエネルギーに変えるのに 必要 |
まぐろの刺身、かつお、レバー、鶏ひき肉 |
ビタミンC | 抗酸化作用があり活性酸素を除去す る、体の免疫力を高める | ピーマン(特に赤・黄)、キウイフルーツ、 いちご、にがうり(ゴーヤ) |
こう見ると、やはり「うなぎの蒲焼き」や「レバー」は夏バテ解消にいいんですね。
牛乳は水分補給もできて、いいですよね!
夏になると「そうめん・ひやむぎ」「ざるぞば・ざるうどん」など、炭水化物(糖質)ばかりの食事となりがちです。
糖質ばかりを摂るとかえって疲労しやすい体になります。
ここに挙げた、マグネシウム、そして、ビタミン群をしっかり摂って、「エネルギー」にする(代謝)必要があります。
それが、疲労をためない身体 につながります。
熱中症対策ドリンク
熱中症を防ぐには、こまめに水分と共に塩分を摂ることが大事です。
特に、運動などして汗を大量にかいているにも関わらず、塩分(Na)をとらずに、水分だけをとっていると熱中症になります。
(熱けいれんの原因になる)
そんな飲み物に関する注意点は以下の通りです
- 真水はダメ、塩分が入っているもの
- アルコールで水分補給はできない
- コーヒーやお茶などカフェイン飲料で水分補給はできない
- 水分を一度に大量に飲むのではなく、こまめに摂る
アルコール や カフェイン には、利尿作用 があるため、水分補給にはなりません。
特に、アルコールは体内で分解するのに水分が必要となるので、かえって脱水症状の危険があります。
夏のバーベキューなどのアルコール摂取で脱水症状を起こす人は少なくありません。
気をつけましょう。
水分を大量にとることは、体内のNaのバランスを崩します。
これは、さっきの塩分をとらずに、水分だけ摂るのと同じことです。
また体にも負担がかかり食欲不振などを起こします。
「のどが渇いた」という状態になる前に、こまめに水分補給をしましょう。
熱中症におススメな飲み物
厚生労働省では100mlあたり、30~40g程度の塩分(Na)が入っている飲料が望ましいと言っています。
スポーツドリンク や 経口補水液 などを摂るようにしましょう。
また、自分で作る場合には、次の割合で作ることができます。
【自作の経口補水液】
水 | 1リットル | |
塩 | 3g | 小さじ1/2杯 |
砂糖 | 40g | 大さじ4強 |
これに「レモン液」などを入れてもいいです。
ビタミンCの補給にもなりますしね。
さて、以上が、熱中症に関する、食べ物とドリンクの基本です。
ただ、これらは熱中症対策の一部にすぎません。
熱中症対策は、一部だけを実施しても、あまり効果はありません。
残念ながら
「熱中症の対策は、コレ1つで安心!」ということはありません・・・
ただし、熱中症についての対策で、押さえておくポイントは、それほど多くありません。
また、今までの「食べ物やドリンク」 を本当の意味で、効果的にするものなので、是非確認しておきましょう。
熱中症対策の押さえるポイント!
早速、押さえておくべきポイントを見てみましょう。
- 室温は28度以下
- 熱のこもらない涼しい服装
- 外出時の日よけ対策
- 疲れをためない生活
- こまめに水分・塩分を摂る
- 栄養バランスのよい食事+夏バテ予防食品
これらを守ることで、熱中症になることを防げます。
この中で、すでに下の2つ(ポイント5 と 6)の飲み物(ドリンク)と食べ物(食品)は、すでに説明済みです。
それでは、残りのポイント1 から 4 までを、順に見ていきましょう。
ポイント1! 室温は28度以下
最近は、節電やエコでエアコンを使わない場合があるかもしれません。
しかし、室温が28度を超えると危険です。
- 部屋に「温度計」 を置いて室温を分かるようにしておく
- エアコン+扇風機 を使うことで部屋の温度を効率よく下げる
ここでのポイントは、「自分が暑いかどうか」ではなく
「温度計の温度がいくつか」 ということです。
自分が暑く感じなくも28度を超えさせてはいけません。
● 特に高齢者は、暑さを感じにくくなっています。
また汗もかきにくいので注意が必要です。
ポイント2! 熱のこもらない涼しい服装
外出時はもちろん、室内でも熱のこもりにくい涼しい格好で過ごしましょう。
- 涼しい服装をする
- 体をしめつけるような服装は避ける
- 日よけのため肌をおおう場合には、通気性のよいものを使う
仕事などで、スーツや作業着などの場合には、上着を脱いだり、夏用の素材を使ったスーツにするなどの工夫をしましょう。
● 特に子供は、まだ汗腺が弱いです。
熱のコントロールが充分にできません。
また、子供は地面の照り返しなどの輻射熱の影響を受けやすく
注意が必要です。
ポイント3! 外出時の日よけ対策
直射日差しを浴びるのは避けましょう。
夏の日中の紫外線量の多い日差しを浴びると、熱中症だけでなく、皮膚がんや炎症などの原因にもなります。
- 帽子や日傘などを使う
- なるべく日陰を使って移動する
ポイント4! 疲れをためない生活
これは、食べ物のところでも説明しましたが、疲れは熱中症になるリスクを上げます。
食事以外でも疲れをためないようにしましょう。
帽子や日傘などを使う
- 寝不足にならないようにする
- 暴飲暴食はさける
- 仕事やレジャーなど、いつもより休憩をこまめにとる
- ムリをしない
● 特に、寝不足には注意です。
熱帯夜で寝れなくなるといった事が無いようにエアコンも使って
疲れをためないようにしていきましょう。
関連リンク
① 熱中症・熱射病・日射病の違いについて書いた記事です。
よろしければ、ご覧下さい。
ここより ⇒ 熱中症・熱射病・日射病の違いって?簡単なことでした!
② 熱中症の症状や処置について書いた記事です。
よろしければ、ご覧下さい。
ここより ⇒ 熱中症の症状!?その頭痛正しく処置しないと危険かも?
まとめ

室温は28度以下
- 部屋に温度計をおいて室温チェック
- エアコン+扇風機で効率よく温度を下げる
熱のこもらない涼しい服装
- 涼しい格好をする
- 体をしめつける服装を避ける
- 日よけなども通気性のよいものを使用する
外出時の日よけ対策
- 帽子や日傘などを使って日差しを避ける
- なるべく日陰を使って移動
疲れをためない生活
- 寝不足や暴飲暴食は避ける
- いつもより多く休憩をとる
- ムリをしない
こまめに水分・塩分を摂る
- 真水はダメ、スポーツドリンクや経口補水液など塩分のはいったものを摂る
- アルコールやカフェイン飲料では水分補給はできない
- 水分はこまめに摂る
栄養バランスのよい食事+夏バテ予防食品
- バランスの良い食事をする
- マグネシウム、ビタミン群(B1・B2・B6・C )の食品を積極的に摂る
あとがき
熱中症、ここに挙げたのものの中で、これは、やらなくても大丈夫!
というものはありません(笑)
この中には、水を飲む習慣だったり、温度計で室温を確認する習慣、出かける時に帽子をかぶって出る習慣 などなど
普段から実施していて、習慣化していないと・・・
なかなか出来ない事もあります。
やることは簡単なんですけどね(笑)
でも、習慣って一度身についてしまえば、あとは気楽にできるんですよね。
自転車や車の運転と同じです。
是非、よい習慣を身に付けて、「熱中症」にならないようにしましょう!
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