ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序 最後までがっつり見てみて…(10.ヤシマ作戦‐戦い)


この内容は完全にネタバレになります。
映画をまだ見ていないという方は注意願います。

 

前回は、ヤシマ作戦で全てが着々と進む中、肝心のエヴァ初号機パイロット ・シンジが搭乗するのかどうか、ようやく乗る決心を固めたところまででした。

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序 とことん見てみると…
(9.ヤシマ作戦始動)

今回は、いよいよ ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 序 のラストです。
ヤシマ作戦の決行、使徒との対決のシーンです。

 使徒との対決 ~ ヤシマ作戦の決行

 宇宙戦艦ヤマト そして、ガンダムのオマージュ!?

ミサト
「では、本作戦における、各担当を伝達します」

ミサト
「シンジ君」

シンジ
「はい」

ミサト
「初号機で砲手を担当」

シンジ
「はい」

ミサト
「レイは零号機で、防御を担当して」

レイ
「はい」

リツコ
「今回は、より精度の高いオペレーションが求められます。そのため未調整の零号機より、修復中ながらも初号機のほうが有利なの。
いい、シンジ君、陽電子は地球の自転、磁場、重力の影響を受け直進しません。その誤差を修正するのを忘れないでね。
正確に、コアの一点のみを貫くのよ」


シンジ
「どこがコアかなんて、分からないですよ」

リツコ
「大丈夫。目標内部に、攻撃形態中だけ実体化する部分があるわ。そこがコアと推測されるわ。
狙撃位置の特定と、射撃誘導への諸元は、全てこちらで入力するから。あなたはテキスト通りにやって、最後に真ん中のマークが揃ったタイミングでスイッチを押せばいいの。
あとは機械がやってくれるわ・・・ただし、狙撃用大電力の、最終放電集束ポイントは、一点のみ。
ゆえに初号機は、狙撃位置から移動できません」


シンジ
「逃げられないってことですか」

リツコ
「そうよ」

シンジ
「じゃあ、もし外れて敵が打ち返してきたら」

リツコ
「余計なことを考えないで、一撃で撃破することだけを考えなさい」

シンジ
「じゃないと大ピンチ、ってことですか?」

レイ
「私は、私は初号機を守ればいいのね」

リツコ
「そう」

レイ
「分かりました」

ミサト
「時間よ、二人とも着替えて」

レイ・シンジ
「はい」

 お約束!?いやがらせのようなプレッシャー

いよいよヤシマ作戦決行で、ミサトからの作戦実行の指示、そしてリツコからの説明。
いや~な予感がしていましたが、やはりリツコから無理難題が…

「いい、シンジ君、陽電子は地球の自転、磁場、重力の影響を受け直進しません。その誤差を修正するのを忘れないでね。正確に、コアの一点のみを貫くのよ」


これに対してシンジから、「どこがコアかなんて、分からないですよ」と冷静なツッコミが入ります。

しかし、そもそも使ったことも聞いたこともない、陽電子という武器に対して、いきなり、地球の自転、地場、重量の影響があるから、誤差を修正するのを忘れないでね…って、さらっと言ってるけど、そんなのどうやってやるんだよっ!ってツッコミたくなります。

それに対するリツコの回答が…
「狙撃位置の特定と、射撃誘導への諸元は、全てこちらで入力するから。あなたはテキスト通りにやって、最後に真ん中のマークが揃ったタイミングでスイッチを押せばいいの。あとは機械がやってくれるわ」

つまり、いつも通りの「目標をセンターに入れてスイッチ」ってこと。
なぜ、わざわざ、誤差の修正を忘れるな…なんてシンジに言う必要があったのか?? それは諸元を入力する人達に言うことで、シンジに言う事ではない。

なんか、このシーンを見ていて思い出したのが、宇宙戦艦ヤマトが最初にワープを行うシーン。

作戦会議室で、技師長の真田が、アインシュタインの閉じた宇宙論からワープの原理について説明をするのですが、練習をしたこともない状態でワープのスイッチを入れるタイミングが、ちょっとでもズレたら、船だけでなく宇宙そのものが吹っ飛んでしまうという、という恐ろしい内容。

艦長の沖田から、航海長の島は追いうちをかけられます。
「航海長として責任は重大だぞ!」
ただでさえプレッシャーなのに、そういうこと言うかなぁ~。

見ている人にツッコミを入れさせたくなるという、もはやお約束で作られているシーンなのでしょう。
意図的に、そうしているとしか思えません。

 一撃で撃破

これって、ガンダムのシャアの名言の一つですよね。
明らかにこれはオマージュなんだと思います。

女性が男性を守るというのも、富野ガンダムのお約束的なパターンですよね。

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シンジ
「これで・・・これで、死ぬかもしれないね」

レイ
「いいえ、あなたは死なないわ・・・私が守るもの」

シンジ
「僕に守る価値なんて無いよ」
 

ミサト
「本部広報部宛に届いていた伝言よ」

トウジ
『あの、鈴原です。碇、いや、シンジと呼ばせてくれや。シンジ、頼むで』

ケンスケ
『え~相田です。碇、頑張れよ』
 

シンジ
「綾波は、なぜエヴァに乗るの?」

レイ
「絆だから」

シンジ
「絆?」

レイ
「そう、絆」

シンジ
「父さんとの?」

レイ
「みんなとの」

シンジ
「強いんだな、綾波は」

レイ
「私には、他に何もないもの」

レイ
「時間よ。行きましょう」

レイ
「さようなら」

 

 母親ユイとしてのレイ

このシーンでも、また、母親としての顔をのぞかれるレイです。
「いいえあなたは死なないわ、私が守るもの」
こんなセリフをさらっと言えてしまうところは、やはりユイのクローンだからなのでしょう。

それにしても、もともとのユイの性格を引き継いでいるのか、レイは返答に迷うことがありません。
え~と、とか、う~…とか無しに、基本的に即答です。

何故エヴァに乗るのか?という質問に、即答できるというのは、普段からそんなことを考えて自分の中で整理がついていなければ、とても即答などできません。

よほどレイの中に、エヴァに乗るのが宿命で、エヴァに乗ることで皆と絆を築く、あるいはそれを保つことが出来るという確固たる気持ちがあるということです。

そして、別れ際には常に「さようなら」の一言。

サイコパス的な成長をしているクローンのレイだから、言語の使い方が少しおかしい…というのもあるかもしれません。

でも、レイは常にこれがこの世の最後になるかもしれないという気持ちでエヴァに搭乗しているのではないでしょうか。
自分が最も大事にしている、ゲンドウのメガネを持って搭乗するのも、お守りという感覚ではなく、いつ最後を迎えてもよいようにという覚悟の現れの様に思えてなりません。

ここで、どうしても思い起さずにいられないのが、レイの名前でもある零、そう、零戦での神風特攻隊です。
捨て身の行動が、レイには多いのも、ちょっと気になります。
マコト
「時間です」

ミサト
「シンジ君、エヴァに乗ってくれた、それだけでも感謝するわ。ありがとう」

ミサト
「ヤシマ作戦発動!陽電子砲狙撃準備、第1次接続開始」

マコト
「了解、各方面の1次及び2次変電所の系統切り替え」

マコト
「第1から第803管区まで送電回路開け」

ミサト
「第2次接続」

ミサト
「第3次接続」

マコト
「了解、全電力、二子山増設変電所へ」

マコト
「第3次接続、問題なし」

ミサト
「了解、第4、第5要塞へ伝達。予定通り行動を開始、観測機は直ちに退避」

マコト
「第3対地攻撃システム、蒸発!」

ミサト
「悟られるわよ、間髪入れないで。次!」

マコト
「第2砲台、被弾!」

ミサト
「最終安全装置、解除!」

マコト
「撃鉄を起こせ!」

マヤ
「射撃用諸元、最終入力開始!」

マヤ
「照準器、調整完了」

ミサト
「第5次、最終接続!」

マコト
「全エネルギー、超高電圧放電システムへ!」
 

シンジ
「(綾波ほどの覚悟もない。うまくエヴァを操縦する自信もない。理由も分からずただ動かせただけだ!人類を守る?こんな実感もわかない大事なことを、何で僕なんだ?)」

マコト
「13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」

ミサト
「発射!」

ミサト
「やったか!」

ミサト
「外した!」

マコト
「まさか、このタイミングで⁉」

マヤ
「目標に、高エネルギー反応!」

ミサト
「総員、直撃に備えて!」

シンジ
「う~うっ!」

ミサト
「エネルギーシステムは?」

マコト
「まだいけます。既に、最充填を開始」

ミサト
「陽電子砲は?」

マヤ
「健在です、現在砲身を冷却中、ですがあと一回撃てるかどうか」

ミサト
「確認不要、やってみるだけよ。シンジ君、大丈夫?急いで、初号機を狙撃ポイントに戻して」

ミサト
「シンジ君?」

シンジ
「はぁ、はぁ、うぅ・・・う・・・」

ゲンドウ
「現時刻を以もって、初号機パイロットを更迭。狙撃手は、零号機パイロットに担当させろ」

冬月
「碇!」

ゲンドウ
「使えなければ、切り捨てるしかない」

ミサト
「待って下さい!彼は逃げずにエヴァに乗りました。自らの意志で降りない限り、彼に託すべきです!」

ミサト
「自分の子供を、信じてください・・・私も、初号機パイロットを信じます!」

ゲンドウ
「任せる。好きにしたまえ」

ミサト
「ありがとうございます!」

ミサト
「シンジ君」

シンジ
「はい」

ミサト
「今一度、日本中のエネルギーと一緒に、私たちの願い、人類の未来、生き残った全ての生物の命、あなたに預けるわ。頑張ってね」

シンジ
「はい!」

マコト
「銃身、固定位置!」

マヤ
「初号機、G型装備を廃棄、射撃最終システムを、マニュアルに切り替えます」

シゲル
「敵先端部、本部直上、ゼロ地点に到達」

ミサト
「第2射、急いで!」

マコト
「ヒューズ交換、砲身冷却終了!」

マヤ
「射撃用諸元、再入力完了。以降の誤差修正はパイロットの手動操作に任せます!」

マヤ
「目標に、再び高エネルギー反応!」

ミサト
「やばい!」

シンジ
「うわ!」

ミサト
「シンジ君!」

シンジ
「綾波!」

リツコ
「楯が持たない!」

ミサト
「まだなの⁉」

マコト
「あと20秒!」

シンジ
「早く・・・早く!早く!・・・早く!」

ミサト
「やった!」
 

シンジ
「綾波!大丈夫か、綾波!綾波!」

シンジ
「自分には他に何もないって、そんなこと言うなよ。別れ際にさよならなんて悲しいこと言うなよ」

レイ
「何、泣いてるの?」

レイ
「ごめんなさい。こういうとき、どんな顔をすればいいのか、分からないの」

シンジ
「笑えば、いいと思うよ」
 

 笑顔の効果

シンジが直接的に、特定の誰かを助けたのは、このレイが最初なのではないでしょうか?

ヤシマ作戦を実行することで、多くの人、トウジやケンスケなどの学校の人間が助かるのはもちろん、頭では分かっていても、直接的な感覚としては持ちにくいもの。

そういう意味で、零号機のレイを助け出したというのは、かなりシンジの意識に大きく関わる行動だったと思います。

少し大人になったシンジ、そんな事が感じられるシーンです。


 謎のカヲル のシーン

カヲル
「分かっているよ。あちらの少年が目覚め、概括の段階に入ったんだろう?」

Seele(ゼーレ)
「そうだ。死海文書外典は掟の書へと行を移した、契約の時は近い」

カヲル
「また3番目とはね。変わらないな君は・・・逢える時が楽しみだよ、碇シンジ君」

 

 3番目とは?

最後の最後に、カヲルの、この意味深な言葉「また3番目」?
3番目のエヴァの搭乗者とういこと?それとも、破がサード インパクト(実際にはニアサード)を引き起こすということ?
なぜ、「また」 なのかは全く不明
誰か教えてください。


 あとがき

とりあえず初めてみたものの、気がづけば10ページにも及ぶ大作になってしまいました。
NHKで実施した庵野さんのドキュメンタリーを見たというところが、本作をまとめる上で非常に大きかったと思います。

ヤマトに対するオマージュは、相当なものを感じます。
ジオフロントだって、ヤマトの地下都市(地球防衛本部)などが思い起こされるし、逆に、第3東京市を地下に格納させた図は、ガミラスの空中都市を彷彿とさせます。
使徒が正八面体から形を変えて、ドリルでセントラルドグマを目指しているのも、ドメル艦隊と闘った七色星団の、ドリルミサイルを思い起こしました。

きっと私の知らない作品などのオマージュも相当入っていると思います。いや~でも、プラグスーツのカラータイマーの様な丸い部分が、心臓マッサージ使われる個所だとは驚きでした。

今後も、見返してみて何か気づいたところがあれば、加筆していきたいと思います。
また、新劇場版 破も引き続き考察していくので、よろしくお願いします。



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