新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  カヲルの正体が…!?              (6.加持の誘い、ゲンドウ・冬月、月へ )


この内容は完全にネタバレになります。
映画をまだ見ていないという方は注意願います。


前回は、ミサト、リツコが加持との再会をする場面、そして、アスカもミサトの家に同居することとなり、それぞれの新たな3人の関係性が展開していくシーンでした。

今回は、エヴァンゲリヲン 新劇場版:破の6回目、謎の人物カヲルがいよいよゲンドウとの対面をするシーンとなります。
カヲルとは一体何者なのか、ちょっとだけ正体を明かす重要なシーンとなっています。

前回分をご覧になっていない方は、是非、ご覧ください。

【前回】新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  各々三人の関係性             (5.加持の帰還、アスカの同居)

 加持からの誘い(社会科見学)、ゲンドウ月へ

加持からの社会科見学の提案

ミサト
「社会科見学、加持が?」

シンジ 
「ええ。みんなのことも誘うといいって…」
 
ミサト
「アイツに関わると、ロクなことないわよ」

アスカ
「じゃあ、私パ~ス~」

ミサト
「だめよ~。和をもって尊しとな~す。アスカも行きなさい」

アスカ
「それも命令?」 

 自然の造形と人口の造形の対比

この会話の前のシーンでは、朝が来て土手をランニングする人や、通勤、通学の様子が描かれていきます。
基本的に、自然が作り出す造形、このシーンでは川沿いの土手、そしてそれ以外の山道など、全てうねるような曲がった道で描かれています。
舗装や道路などは、人口物ですが、元は自然の地形をそのまま活かして舗装し、道路としているところが非常に多いです。

この朝のシーンでは、土手のうねり、その上をジョギングするランナーそして、自転車、また、土手に沿って作らている道を曲がりながら走行する軍用車などが描かれ、その後のシーンでは、通勤のためのモノレールが、今度は人工的に短い直線のブロックを組み合わせて作られた曲線を走行していく図が描かれていて、面白い対比となっています。

そして、直線で構成されたビル群が地上に姿を現してくる図。
いかにも直線で構成された人工物という感じを強調しているかの様です。

 学校での3人の関係

朝、いつもの陸橋(旧仙石原高原五丁目)のエスカレーターを降りたところで、トウジとケンスケが待っていて、仲良く3人で登校していく姿、そして、朝、始業前に仲良く3人で談笑。

そんな談笑の中、シンジはふとレイを見ると、いつも通り窓際の席に座り、ぼんやりと外を眺めている。
アスカはというと、ポータブルゲーム機に夢中で、良い寄ってくる男を得意のキックで追い払う。

シンジにとって、学校での男友達3人はとてもうまくいっているし、また、アスカが引っ越してきたミサトの家での3人も、まあ、うまくいっていると思っているのではないでしょうか?
しかし、エヴァのパイロット同士の3人は、どうも仲間としてうまくいっていない、そんな気持ちを抱いているといった表情をシンジに漂わせています。

 ゲーム機に夢中なアスカ

学校でも、この会話のシーンでも、アスカは手にポータブルゲームを抱えたまま夢中になっています。
夢中とはいえ、話かけてくる男子生徒を足で追い払ったり、シンジとミサトの会話をちゃんと聞いていたりと、ゲームしか見えていないわけではない。

ひょっとしたら、実はゲームではなく何か訓練的なものを行っているのかもしれない、また、脳力の高いアスカは複数のことを同時にこなせるマルチタスク的な要素(つまり聖徳太子的な能力を、備えているのかもしれません)、聖徳太子が制定したと言われる十七条の憲法の一つが、ミサトの言う「和を以て貴しとなす」というのは、単なる偶然でしょうか!?

いずれにしても、既に大卒のアスカが、高校の勉強などは、今更感があって、退屈なのでしょう。
言い寄ってくる男子制度など、子供っぽくて(いわゆるガキ臭くて)相手にもしたくないといったところなのでしょう。

しかし、一方で、自分の先を行っている、ミサトのことは尊敬の目で見ているところがあり、彼女の「命令」は絶対。
シンジとの同居の時も、ミサトの命令だったし、加持の社会科見学に行くことも命令、高校に行くことも、間違いなくミサトからの命令なのでしょう…


 ゲンドウと冬月、月(タブハベース)へ

冬月
「月面のタブハベースを目前にしながら、上陸許可を出さんとは、ゼーレもえげつないことをする」

ゲンドウ
「Mark6の建造方式が他とは違う。その確認で充分だ」

冬月
「しかし、5号機以降の計画など、なかったはずだぞ?」

ゲンドウ
「おそらく、開示されていない死海文書の外典がある。ゼーレは、それに基づいたシナリオを進めるつもりだ」

冬月
「だが、ゼーレとて気づいているのだろう。ネルフ究極の目的に」

ゲンドウ
「そうだとしても、我々は我々の道を行くだけだ。例え、神の理と敵対することになろうとも」

冬月
「人か?まさかな」

カヲル
「初めまして、お父さん」

 タブハ(TABCHA)とは?

これは、新約聖書に登場する地名で、ガリラヤ湖の近くにある場所です。イエス・キリストが、この地でパンと魚の奇跡を見せた(5つのパンと2匹の魚で五千人を食べさせた)場所です。

 カヲルはゲンドウの息子?

謎の人物(人間ではないでしょうが)、カヲルの正体がちょっとだけ分かるシーンです。
じっと見つめるゲンドウに対し「初めまして、お父さん」と話しかけます。

つまりカヲルはゲンドウの息子ということになります。
だが、ユイが産んだ(あるいはゲンドウが別の女性に産ませた)子ではないことは明らかです。
もしも、人間であれば、宇宙服も無しに月にいられるはずがありません。

では、お父さんと呼ぶには、どういう状況が考えられるか?
次の事が考えられるのではないかと思います。
・産みの親(自分の創造主) あるいは、育ての親
・同じDNAを引き継ぐ者

まず、最初の産みの親ですが、カヲルが人工的に作られた使徒と同じ様な存在であれば、それをゲンドウが作ったのであれば、お父さんと呼んでもおかしくはありません。

ただし、その場合、「初めまして」という言葉が引っ掛かります。
制作過程から知っているのであれば、初めましてということはないはず。育ての親も同じ理由で違うように思われます。

すると、DNAを引き継ぐ者というのが残ります。
恐らくゲンドウのDNAの入ったクローン的な物体(使徒の様な者)をゼーレが作ったのでしょう。
何のためかは分かりませんが、それはゲンドウも知っていたことなのでしょう。
カヲルを見るゲンドウは、冬月と違って全く驚いてはいません。
存在自体を知っていたとしか思えません。
 
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【前回】新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  各々三人の関係性             (5.加持の帰還、アスカの同居)






  

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