新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  おふくろの味を知る!?               (7.加持の社会科見学 )


この内容は完全にネタバレになります。
映画をまだ見ていないという方は注意願います。


前回は、朝の光景、そして社会科見学に加持から誘いがあったことをミサトに話している場面、冬月とゲンドウが月のタブハベースに視察に行き、カヲルと宇宙船の窓越しに対面するシーンでした。

今回は、エヴァンゲリヲン 新劇場版:破の7回目、加持が提案した社会科見学になります。

前回分をご覧になっていない方は、是非、ご覧ください。

【前回】新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  カヲルの正体が…!?     (6.加持の誘い、ゲンドウ・冬月、月へ )

 加持主催の社会科見学

 国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構

ケンスケ
「凄い!凄すぎる!失われた海洋生物の永久保存と、赤く染まった海を元の姿に戻すという、まさに神のごとき大実験計画を担うう禁断の聖地。その表層の一部だけでも見学できるとは!まさに持つべきものは友達って感じ」

トウジ
「ほんま、感謝すんでえ」

シンジ
「お礼だったら加持さんに言ってよ」

加持
「もっとも、こっからがちょいと面倒だけどな」

トウジ
「ん?」

トウジ
「うほー!でっかい水槽やなぁ!」

ケンスケ
「凄い!」

シンジ
「これがセカンドインパクト前の生き物なんですか?」

トウジ
「ほえー!生きとる!」

ケンスケ
「凄い!凄過ぎる!」

トウジ
「おっ背中に何か背負ったやつもおるぞっ」

ケンスケ
「カメって言うらしいよ」

アスカ
「子供がはしゃいじゃって、バッカみたい… ふん」

シンジ
「綾波も来れて良かった、体もういいの?」

レイ
「ええ、ノルマ終わったから、今日はいいの」

シンジ
「狭いな、もっと広いとこで泳げばいいのに」

レイ
「無理、この子たちは、この中でしか生きられないの。私と同じ」

 見た目が同じに…

日本海洋生態系保存研究機構を上空から映す場面があります。
赤い海の中で、そこだけが青い海となっている光景になっていますが、浄化槽なのか何なのか分かりませんが、デザイン的に見ると、その図柄がまるで、生命の樹(セフィロトの樹)になっています。
(ネルフのゲンドウの部屋の天井に描かれているアレです)

 滅菌処理のそれぞれの対応

施設の中に入るにあたって、貴重な生命体の維持のため厳重な滅菌処理が行われます。
様々なタイプの処理が行われますが、各人の対応がそれぞれの性格を表していてとても興味深い場面になっています。

◆長波放射線照射式滅菌処理室
レントゲン撮影の様に放射線を当てて滅菌するタイプの処理です。
ここでは、ケンスケとトウジが驚く姿が描かれているのに対し、レイは無表情、アスカも、つまらないといった感じ、シンジは、はぁ~というため息、またか…といった感じ。
恐らく、ケンスケとトウジは、こういった処理に慣れておらず、おっかなびっくりとした感じなのでしょう。
それに対し、エヴァ・パイロット組は、こういったことには慣れていて、特に驚かないということなのだと思います。

◆名前は不明(かなり熱い温水シャワーによる熱殺菌処理)
ここは、かなり熱いシャワーの様で、トウジ、ケンスケはもちろんのこと、シンジとアスカも、かなり熱がって飛び跳ね悶絶状態です。
レイだけは無表情で、ただ黙って静かに立っています。
ちなみに、ペンギンのPEN2は口を開けて気持ちよさそうにしています…さすがは温泉ペンギン

◆有機物電離分解型浄化浴槽式滅菌処理室(LEVEL-01)
強アルカリ、あるいは酸化剤の入った水溶液の中に入れられるというかなり荒っぽい洗浄処理、電離なのでイオン分解ということなのでしょうか。
さすがに目を開けたままではいられないので、全員目をつぶってはいますが、水圧もあるのでしょう、ちょっと苦しそうです。
レイだけが、相変わらずの無表情

◆名前は不明(かなり冷たい冷水シャワーによる殺菌処理)
ここも相当寒いのか、全員胸を抱えるようにして寒さに身もだえてしています。レイだけは無表情で一人棒立ち。
ここは、今まで平気だった、あのペンギンのPEN2も身もだえして走り回っています(苦しいのか?それても、嬉しいのか?)

◆有機物電離分解型再浄化浴槽式滅菌処理室(LEVEL-02)
ここに来ると、全員元気が無くなってきたのか、されるがままの状態に。レイはこちらに顔を向けていないので不明ですが、へいきなのでしょう。

◆名前は不明(強い風を当てることで滅菌?ただの乾燥)
全員強い風に苦しんでいますが、ここで最もツラそうなのはアスカ。「いやぁ~!!」と絶叫しています。
髪の毛が長い分、負担が大きいのかもしれません。
レイだけが目も閉じずに平気な顔。

◆有機物電離分解型再々浄化浴槽式滅菌処理室(LEVEL-03)
もう全員ぐったりで、踏ん張る気力もなく頭が下になってきています。レイだけは頭を上にして平気な様子。

シンジが感じたレイの孤独

はしゃぐトウジとケンスケ、そんな二人をみて子供っぽくてあきれるアスカは、いつものとおりポータブルゲーム機を取り出す。
レイは、大きな水槽ではなく小さな水槽の中を泳ぐ小魚達を鑑賞している。シンジは、そんなレイに声をかけるが、その返答で、レイには自由がなく閉じた世界で生きているのだという事を知る。

いつも教室から外を、遠くを眺めているレイの姿を、シンジは思い起こしたのでしょう。

もちろん、閉じた世界というのは物理的な意味だけではなく、いつも一人でいて人と交流しない、そんな自分を、この小さな水槽と重ねたのだとシンジは感じたのではないでしょうか?

 昼食のシーン(シンジの手作り弁当)

全員
「いっただっきま~す!」

アスカ
「んんっ!」

ケンスケ
「うぅっ!」

アスカ
「意外、旨いわね」

加持
「おお、見事な焼き方と味付けだなぁ」

ケンスケ
「あの9割人造肉が、調理次第でこうも美味しくなるとは、まさに驚愕だよ」

トウジ
「シンジ~、隠れた才能やなぁ」

シンジ
「ミサトさん、いつもレトルトばかりだから、僕が作るしかないんだ」

加持
「シンジ君、台所に立つ男はモテるぞ~」

ケンスケ
「だってさ… 」

トウジ
「む… いいや!ワシは立たんぞ~!男のすることやないっ!」

アスカ
「前時代的、バッカみたい」

トウジ
「なんやと~!ポリシーは大事なもんなんやで」

アスカ
「ますます、バカっぽい」

トウジ
「なんやと~!」

シンジ
「いいから、食べてよ食べてよ」

シンジ
「ごめん綾波、口に合わなかったかな?」

レイ
「いいえ、肉、食べないだけ」

アスカ
「なんで悪くもないのに謝るのよ、日本人は。それにアンタね!生き物は生き物食べて生きてんのよ!せっかくの命は全部もれなく食べつくしなさいよ」

レイ
「エコヒイキ!ケンカ売る気?」

トウジ
「へ〜ちょいちょいちょいっと、そんなら、ワシが遠慮のう……なんや!やらへんぞ!卑しいやっちゃな~、来んな!アホ~!!」

アスカ
「バッカみたい」

シンジ
「じゃあ、味噌汁はどう? 温まるよ」

レイ
「!…… おいしい」

 アスカは自立する女性の象徴的存在

アニメで描かれる女性の主人公には多いタイプなのかもしれませんが、男性に頼る弱い女性ではなく、自立した芯のある人間として描かれています。
ケンスケの様なオタクが憧れるのも、こういったタイプの女性が多いのかもしれません。
ただし、現実ではこのタイプの女性は、オタクにとって最も遠い存在の様な気がします。こういった女性の多くが、オタク系男子を相手にしない、学校カーストの上位に君臨しているタイプです。

 おふくろの味

シンジが作ったお味噌汁に、レイがこの日、唯一顔色を変えて驚きの表情を見せるシーン(あの過酷な滅菌処理ですら無表情だったのに…)
味噌汁の具材が、「豆腐とわかめ」という定番中の定番。
おふくろの味を、ユイのクローンであるレイが、シンジから気づかされるという、なんとも不思議でシュールなシーンになっています。
 
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: bnr_eva_a02_02.jpg
【前回】新劇場版 破 ヱヴァンゲリヲン  カヲルの正体が…!?     (6.加持の誘い、ゲンドウ・冬月、月へ )

 






 

  

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