KenKenはこんな人
航空機の仕事、そして・・・
飛行機関連について学び卒業後、某航空会社へ就職、エンジニアとして勤務。仕事を通して色々と学びやりがいもありましたが、仕事以外のことにも興味があり、仕事をしながら某大学へ編入。教養学部専攻で、今までと全く畑違いの文化人類学、哲学、社会学、史学といったものを学びました。仕事をしながら学士を得るのは大変でした、しかし、この時期が自分を大きく変えた時期で、今の自分の基礎になっているようにも思えます。
どんなことに興味が?
人にまつわるものが好き
就職にいたる学部も職種も理系関連、でも、一方で大学に入りなおしてまで勉強した哲学、文化人類学、更には絵画、建築、歴史、そして文学や映画など興味の対象がバラバラ…
一体自分は本当は何に興味があるのだろうか?そんなことを思いながら長年過ごしてきましたが、最終的に気が付きました「人が考えつくりだしたもの、そういうものが好きなんだ」と…、そこには理系も文系も関係ない。
「パターソン」は、詩を書くことを趣味としているバス運転手の日常を描いた映画なのですが、映画に登場する日常そのものが詩の様に構成され、実は単調に続いているように思える日常こそが実は詩的なのだ!…と気づかされる名作です。
「あん」は、樹木希林さんの晩年の作品ですが、人や自然に対する慈しみを偏見や差別といったテーマを織り交ぜながら様々な想いに駆られる作品です。タイトルの「あん」は餡子(あんこ)の「あん」なのですが、個人的には赤毛のアンも入っているのではないかと勝手に思っています。
「風の谷のナウシカ」以前は、それほど好きな映画ではなかった。
コロナ禍でのリバイバル上映で改めて見直した時、映画の中の世界と現実世界のリンクに心が揺さぶられまくりました。画面は昔の映画だからか、何か少し粗い感じはしたけど、それもまた映画の世界観とマッチしていた。
子供の頃は強いけどヒーローとも思えないユパでしたが、彼のセリフ「我々人間は、このまま腐海に飲まれて滅びるように定められた種族なのか、それを見極めたいのだ」これは本当に刺さりました。
「野生の思考」は衝撃的な一冊でした。
フランスの哲学者レヴィストロースは、大の日本びいきだったとか。少年時代ボーイスカウトに入っていた私は、自然の中での知恵などを学んだ身で、この本に書かれていることが染み入るように入ってきました。
ターナーの「吹雪 港の沖合の蒸気船」
この絵を見ていると、三半規管がおかしくなり何かグラグラと絵がうごめいて、自分の体も思わず揺れてしまいます。吹雪の荒れる沖の中の船の一瞬を切り取ったのではなく、絵画なのに半分動画が入っているような不思議な感覚になりますが、この様な気分にさせられる絵は他になく、ターナーをロマン主義と片付けてしまうのには違和感しかありません。
方針 こんな感じで書いていけたら
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- 人にまつわる事は、ジャンルにこだわらず基本何でも
- 自分の考えや気が付いたことを、好奇心のおもむくまま