パンダは熊なの?違いは?そこには意外な事実がっ!

久しぶりに、上野動物園に行ってきました。

「 見て!真っ白なパンダさんー!」

連れて行った子供たちが、指差している先にいるのは・・・・

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白クマ です・・・・

人生初の、白クマ体験ですからムリもないです(笑)
パンダじゃなくて、白クマだよって教えました。

でも、子供たち、まだ理解が、できないようで・・・


「パンダと、(白クマ)どう違うの?」

「ん?基本的には一緒だよ、パンダも熊の仲間だから」
と言ってみたものの・・・正直、少し不安でした(笑)

パンダって熊の一種だって、聞いた記憶があるんですが・・・・

気になったので、調べてみました。


パンダは熊の仲間か?

子供たちとの、やりとりを妻に話したところ・・・

「え~!? パンダって熊じゃないでしょ?」

その理由に説得力がありました。63979182d627228ab83e0f6baee9974b_s

パンダは、竹や笹を食べる「草食動物」
熊は、肉や魚を食べる「肉食動物」

うむ・・・確かに、実家にあった木彫りの熊も、鮭をくわえてる(笑)

じゃ、パンダは、熊じゃないのか!?


パンダの中国名

中国語ではパンダを「熊猫」と書きます。

 熊という文字があるから、やっぱり熊・・なの・・か?
でも、まさかの猫??(笑)

この中国名を見た時に、思い出したんです。

昔、台湾に行った時、コンビニで売られていた「コアラのマーチ」に
金熊」と書かれていたのを。

ユーカリの葉を食べる「草食動物」のコアラ(金熊)が熊なら・・・133946

やっぱり、パンダ(熊猫)も熊??

でも、名前に熊がつくからといって、熊かどうかは分かりませんよね。

やはり、最終的には、分類学としてどう扱われているのか
答えを、そこに求めるしかなさそうです。


分類学的に見たパンダと熊

以下がパンダと熊の分類表です。


パンダ

※ 画像をクリックすると拡大します


「目」までの分類に、違いはありません。
問題は、赤枠で囲んである「」です。

熊はもちろん、クマ科です。
(アライグマはアライグマ科ですね)

パンダ(ジャイアントパンダ)は クマ科 です
(レッサーパンダはクマ科ではなく、レッサーパンダ科)

パンダは2種類(ジャイアントパンダ、レッサーパンダ)がいます。
単にパンダと書いた場合は、ジャイアントパンダのことです。


結論

 ということで、一応結論としては・・・


パンダは、クマ科で熊の仲間 (今のところ・・・)

最後に、(今のところ・・・)とつけていて何とも頼りない(笑)

実は、以前は、クマ科ではなく、ジャイアントパンダ科(パンダ科)だったんです。

中国は、今でも、パンダは、ジャイアントパンダ科として分類しています。
名前は猫熊なのに・・・(笑)

ということで、一応今はクマ科とされていますが、いまだに議論がされています。
将来的には、また変わる可能性が充分にあります。

しかし、どうしてパンダの分類で、そんなに議論となるんでしょう・・?


議論されるパンダの分類

パンダが、現在、クマ科とされている根拠は、血清 にあります。
この抗原抗体を調べると、クマに近いということが根拠になっています。

しかし、内臓の器官を見てみると、アライグマ(アライグマ科)に近いようです。

この様に、パンダは一つの分類にキレイに収まりきっていません。

また、熊との違いも指摘も指摘されています。
クマが5本の指に対して、パンダは「第6の指」があります。


熊との決定的な違い – 第6の指

第6の指 パンダには、「第6の指」と呼ばれる、 人間の親指のようなものがあります。

 この指を使うことで、竹を器用につかんだりすることができます。

この指は、熊にはありません。
ジャイアントパンダとレッサーパンダに、見られる特徴です。

つまり、パンダは・・・


  • 血清を調べると 「 クマ科
  • 内臓の器官などは「  アライグマ科
  • 第6の指は「レッサーパンダ科

それぞれに、共通点があります。

やはり個別に、ジャイアントパンダ科とした方が正しいのでは?
という意見をする研究者は、今でも少なくないようです。

 そのうち、分類が変更される可能性も、充分にあるでしょう。

・・・・ということで先ほどの結論です。
今のところ、クマの仲間です(笑)


パンダの第6の指(動画)

パンダが第6の指を使っているのがよく分かる動画を紹介します。
起用に両手を使っていますね。


時々、手を広げる時があって、第6の指も見えますね。


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Check パンダは熊?

  結論   
 ジャイアントパンダは「クマ科」で熊の仲間  
 ただし以前は違っていた、また将来的に変わるかもしれない


  ジャイアントパンダの特徴  


  • 血清は熊に近い(クマ科)
  • 内臓器官はアライグマに近い(アライグマ科)
  • 第6の指がある(レッサーパンダ科) 熊には無い

あとがき

パンダって見た目もそうですけど、分類学上も謎の動物なんですね。
ちなみに、パンダのあの白黒模様も謎で解明されていません。

それにしても、第6の指にはびっくりしました。 084160 動物園に行く前に知っておけば・・・(笑)

今度行った時は、しっかり見てこようと思います。


補足

本文中に気になる事に触れたまま、回答していないものがあります。
ここに記載をしておきます。


草食動物 ・ 肉食動物

熊は肉食、パンダは草食です。
これらは、分類上どうなっているのでしょう?

パンダもクマも、ネコ目ですが、ネコ目というのは、別名「食肉目」といいます。
主に獲物を捕食する、肉食がメインです。

実は、パンダは雑食で、肉を食べることも確認されています。
今は草食動物の様ですが、分類としてはネコ目(食肉目)となっています。

ちなみに、ネコ目は、食肉目を差して使う名前で、
いわゆる猫と同類というわけではありません。
犬もネコ目です。


コアラ(金熊)

112555 ちなみに、コアラですがクマ科でありませんでした。
カンガルー目、コアラ科、コアラ属、コアラです。

  

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