「 海外出張 」 本当、突然言い渡されますよね(笑)
私も、最初の海外出張の時、1 ヶ月前位に突然言われました。
「 もっと早く言ってくれれば~(泣) 」と大慌てでした。
さて、今回は いきなり海外出張を言い渡されたけど、英会話も出来ないし・・・と困っている方
そんな方の参考になるものを、お伝えしたいと思います。
ビジネス英語・英会話
突然の会社からの、海外出張 の 指示・・・
『 ビジネス英語・ビジネス英会話 をやらないと!! 』
あわてて本屋に向かって、NHKラジオのテキストや参考書などを手にしても・・・
■ 結論
残念ですが、今からでは、間に合いません(笑)
ビジネス英語、ビジネス英会話と題した、学習本などは、とてもレベルが高く難しいです。
頻繁に海外出張があり、その場で重要な交渉や契約を行う、責任者クラスの方でもない限り必要ないレベルです。
なぜ、あなたが海外出張に?
さて、ここで考えて頂きたいのは
「 なぜ?あなたが海外出張に選ばれたのか? 」 ということです。
恐らくこの記事を見ているという事は・・・
英語には、すごく自信がある というわけではないですよね。
会社も、あなたの英語のレベルは、当然知っているはずです。
それなのに・・・
「渡航費」や「滞在費」をかけてまで、会社はあなたに海外出張の依頼をしています。
それは会社に、次のような意図があるからだと思います。
- この業務に関する エキスパート だから、英語が出来なくても現地に行かせたい
- 会社のホープだから、将来的なことを考えて、海外出張も 経験 させておきたい
- 習うより慣れろ、海外との取引も仕事の上で必要な業務だから、とりあえずやらせる
あなたの場合は、これらのどれに該当しますか?
この中で、もしも、「 2 のケース 」だったら、英語の事は、あまり気にせず楽しんで行って来てください。
会社も、今回の海外出張での活躍など期待していません(笑)
それよりは帰ってきてから、この海外出張の経験を活かして活躍する事が期待されています。
問題は、「 1 と 3 のケース 」に該当する方です。
その方達が、このピンチ(状況) いや チャンス をどう乗り越えるか!
ここでは、そこにフォーカスしていきます。
出張までにやるべきこと その1
さて、今さらビジネス英語・ビジネス英会話などやる時間が無いという事は、先ほど言いました。
もちろん、中学英語、高校英語からやり直す時間などありません。
では、何をすればいいのか?
それを考える上で、重要なのが 「 今回の海外出張の目的 」です。
会社は一体、何を期待しているのかが、重要となります。
先ほどのリストで 「 1 のケース 」 に該当する方は、その業務のエキスパートだから選出されています。
海外出張の目的は、そのあなたの得意とする 業務に関する事 です。
「 3 のケース 」 の方ですが・・・
この方は、何のために、その出張に行かされるのか、よ~く考えて下さい。
海外出張を依頼された時、上司の方は「 その目的 」について何か言っていたはずです。
もしも、分からなければ確認しましょう。
海外出張の目的 が分かったら・・・
■ やるべきこと その1
その内容を、頭に叩き込んで、エキスパートになる
もちろん、この時点では日本語でいいですからね(笑)
「 1 のケース 」 の方は既にエキスパートなので、ここはスキップできます。
「 3 のケース 」の方でも、全く関係の無い業務で海外出張ということは無いでしょうから
割と短時間でエキスパートになれるのではないかと思います。
重要なキーワード 30個
さて、そうしたら次に・・・
その海外出張の目的に関する事の中から、 「キーワードを 30個 」 選んでください。
今回の海外出張の目的に関する業務や製品などについての、キーワードを決めるということです。
「 この製品を語る上では、これは外せないな」
「 この業務の肝心な部分は、これだな」
・・・・・ といった感じで、30 個出して下さい。
30個というのが多すぎれば、少ない分には構いません。
但し、きちんと業務や製品の特徴を押さえるのに、充分な数で無ければなりません。
それから、30個より多いのも良くありません。
不要なものは可能な限り切り捨てて 30個までとして下さい。
出張までにやるべきこと その2
キーワードを30個選定したら、今度はその30個を英訳し英単語(あるいは短い英文)にしておいて下さい。
また、今回の海外出張で、英語の資料(事前に渡された書類、マニュアル、カタログ等)があれば
その中で、重要と思われる箇所の分からない単語を全て書き出して下さい。
英語の資料は、重要な箇所は、枠で囲ってあったり、太字にしたりしてあります。
また、ダブルクォーテーション(” ”)や下線が引いてあったりと、日本の文章より分かりやすいものが多いです。
絵や表が書かれているところも重要です、 SUMMARY(要約)と書かれている箇所があれば、そこは特に重要な部分です。
30語のキーワードの英訳 と、英語の資料の重要な箇所の分からない単語を洗い出したら・・・
■ やるべきこと その2
キーワードの30語と、資料の重要な単語を、暗記する
暗記についてですが、単語を見て1秒以内にパッと意味が出るまで何度も繰り返して下さい。
(英語→日本語 だけでなく、日本語→英語も)
まだ、時間がとれる場合には・・・
もしも、まだ時間がとれるようなら、以下を実施して下さい
◆ キーワード30語や重要単語を使って、質問や説明が出来るように簡単な英文を作っておく。
これは暗記の必要はなく、紙にでも書いていつでも取り出せるようにしておく
◆ 英文資料を読み込み理解しておく
まず要約を理解し、それから時間のあるかぎり、隅々まで理解していく
海外出張先の相手が求めているもの
海外出張というと「外国人と会話をしなければならない・・・」 と考えてしまします。
対面するわけですから、確かにそうかもしれません。
しかし、そこで必要となるのは、日常会話 や ビジネス英会話 といったものではありません。
必要なのは、あなたの 業務に関する知識 です。
業界用語と呼ばれるような、業界独特の単語 が、何度も使われることでしょう。
これらを押さえておけば、何の話題をしているのかは少なくとも分かります。
先方は、あなたの会社の業務や製品に、そしてあなた自身の業務上の知識やスキルに
興味があるのです。業務に関係の無いビジネス会話や日常会話などには、興味はありません。
まとめ
- 海外出張の目的となる業務、製品などの 「 知識 」 をつける
- 海外出張の目的となる業務、製品に関する 「 英単語 」 を暗記
時間の無い場合は、この2点だけ押さえておけばなんとかなります。
実際、私はなんとかなってきています(笑)
現地に行ってから、どうするか? の「現地編」については、こちらから
⇒ 【海外出張2】 英語が話せない、でも仕事で海外へ!そんな人がやるべき3つの事
コメント