「 海外出張 」 仕事の出張で海外に、でも英語があまり得意ではない・・・という人へ送っているシリーズ。
今回が、3回目、いよいよラストです。
1回目「準備編」、2回目「現地編」 ときて、今回が3回目「帰国編」です。
帰国してから何をすべきか? というところをテーマに、ポイントをお伝えしたいと思います。
前回までをご覧になっていない方は、こちらからどうぞ
1回目「準備編」 ⇒ 【海外出張1】 海外出張!? 英語ができない! そんな方が、今からやるべき2つの事
2回目「現地編」 ⇒【海外出張2】 英語が話せない、でも仕事で海外へ!そんな人がやるべき3つの事
出張から帰ってきたら、何をしますか?
海外出張から帰ってくると、実は出張中より忙しかったりします(笑)
報告書の作成、上司や関連部門への説明、場合によっては経営陣へのプレゼンなど・・・
もちろん、仕事ですから、これらの報告業務は、しっかりとこなさなければいけません。
しかし、英語がそれほど出来ない中、がんばって準備し、現地での対応をしてきました。
出張が終わったからと、出張報告だけして、普段どおりの業務に戻ってしまってはもったいないです。
少なくとも、次に、つながる何かを作り上げましょう。
次、また海外出張の指示が会社から出た時に、同じ事の繰り返しをするのでは意味がありません。
キーパーソンに質問!しかも、高度な内容で・・・
そこで、出張から帰ってきてから、何をするかがこれです。
現地で出会ったキーパーソンに・・・
質問の内容は、自分で考えても良いのですが、帰国後、報告や説明の時に「質問を募る」と、
様々な意見が出て、良い質問となる事が期待できます。
この質問メールは、帰国後、なるべく早く送りたいですね。
仮に、週末帰国で月曜日出社であれば、水曜日、遅くても木曜日までです。
そして、 ここで重要なのは、送る質問がありきたりのものではなく
「 高度な質問 」 というところです。
ただの、出張中のお礼や、単なる挨拶であれば、別にメールを出す必要はありません。
それは、単に儀礼にすぎないので、向こうも大して気に留めないからです。
キーパーソンが受けとった時に思わず・・・
「 おっ 、こいつやるな 」 「うーん、いい質問だ・・」 といった
「 相手をうならせるような質問 」
そういった質問が重要です。
キーパーソンからすれば、帰国後すぐに、その様な質問が来れば本気になります。
本気にさせた人の印象は、とても深く残ります。
今後の良い関係を築くためにも、まずはより深い印象を相手に与える事は重要です。
キーパーソンからの質問、要望にはすぐ答える
帰国後、しばらくは、こちらからの質問ベースのメールが主なやりとりかもしれません。
しかし、その内、必ず向こうから質問、要望や提案といったものが来るようになります。
その時は・・・
メールを受けて、すぐに回答できるものは、その時に返信して下さい。
また、中には、あなただけの判断では、回答できないものもあると思います。
その場合には、「今、上司に確認中です」 といった内容の返信をすぐに出すようにしましょう。
これは、少なくとも、あなた自身は、すぐに行動していますという アピールになります。
こういったアピールは、対面率の低い海外とのやりとりでは、特に重要になってきます。
更に、確認中や依頼中のものについては、必ず定期的に、進捗を確認し伝えて下さい。
これ、以外と出来ている人が少ないです。
「今上司に確認中」と言ったきり、もう10日間も何も連絡が無い・・・という状況では信用を失います。
必ず、受けたメールには即回答、そして、必要なフォローアップをする。
これができると、キーパーソンと本当の意味での、ビジネスパートナとしての良好な関係が築けます。
海外出張で最も大事なこと
今まで、準備編から始まり、ここまでお伝えしてきました。
それなりに重要な事やテクニックがありましたが、実は、それらは全て 、ある一つの目的の為です。
その目的とは・・・
■海外出張で一番大事なこと
人脈作りで、大事な点はたった一点です。
そのキーパーソンが、こちらに価値を見出すこと
こちらに価値が無ければ、相手は目もくれません。
最後に・・・
最後に、全体の流れを簡単にまとめます
(具体的な内容、細かな内容は各編を参照願います)
- あなたが、その業務のエキスパートになる (相手にとって価値のある存在になる)
- その業務内容の重要な事から、英語にして覚えていく。
- 海外出張では、必ず自分の業務に関する、キーパーソンを見つける。
- 英会話や、ビジネス英語を勉強し、表現の幅を広げる。
一つの、海外出張をきっかけに、自力・他力を含め、今までとは比較にならないほどのビジネス力を持った人を何人も見ています。
今度は、あなたの番です。 是非、頑張って下さい!!
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