四字熟語の中で、かっこいい!といえるものを厳選!点滴穿石・不撓不屈・朝三暮四



四字熟語の中から、座右の銘にしたいような、かっこいいものを厳選しているシリーズです。

かっこいい四字熟語シリーズの他のものも、もしよければ見てみてください。

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それでは、今回も、これはかっこいい!という四字熟語を、お届けします!

点滴穿石(てんてきせんせき)

四字熟語の中でも、その意味はもちろんのこと、読みも韻を踏んでいて、そういう意味でも味のあるかっこいい四字熟語ではないかと思います。

中国 漢の時代(後漢)の文献『 漢書   かんじょ  』 の 『 枚乗伝 ばいじょうでん   』 が出典となっています。

早速、その意味から見ていきましょう。 

小さな水滴でも、長く落ち続ければ石に穴を開けることができるということ。
転じてわずかな力でも積み重なれば、大きな仕事が成し遂げられるということ。

【出典:学研四字熟語事典】

小さな水滴で、それ自体は、さほど力もエネルギーもないが、それを長い年月繰り返すことで、たとえ硬い石でも、その部分に穴が開く。

それと同じように、たとえ小さな事であっても、コツコツとそれを積み重ね、継続していくことで大きなことを成しえるという事ですね。

塵(ちり)も積もれば山となる』という、ことわざと同じ意味です。

でも、これって逆に言えば、そうやって小さなことでもコツコツと繰り返さない限り、大きなことは成しとげることは出来ない。
そういう言い方も出来るのでは、ないかと思います。

野球のイチローや、将棋の羽生善治 こういった傑出した人達は、間違いなく一見地味なことでも、こつこつと地道に繰り返して続けた結果、あの偉大な記録に届いたわけですよね。

気が遠くなるような大記録も、やはり目の前のこと一つ一つをこなしていった結果ということ… この四字熟語が持つ意味、本当にかっこいいと思います。

そういえば、穴ではありませんが、昔鍾乳洞に行った時に、そこで鍾乳石を見たのですが、上から垂れる水滴に炭酸カルシウムが溶け込んでいて、それが徐々に積もって鍾乳石になるんだそうです。
なんと1㎝の高さに100年以上かかるとか!
それが、大きな柱の様になっている様は、本当に圧巻ですよね。

私も、鍾乳石の様な人間になりたいと、その時思ったのですが…気が付くといつもの自分に…(泣)

不撓不屈(ふとうふくつ)

続いて、不撓不屈です。

これも、先ほどの点滴穿石と同じ、中国 漢の時代(後漢)の文献『 漢書   かんじょ  』 が出典で、こちらは 『 叙伝じょでん   』 です。

強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま。
▽「撓」はたわむ意。転じて、屈すること。
「不屈不撓ふくつふとう」ともいう。

【出典:三省堂 新明解四字熟語辞典】

この四字熟語は、貴乃花が横綱昇進時の向上で、この言葉を述べたことで、一気に認知度があがりました。


この貴乃花の口上を機会に、以降の多くの力士が口上の中に、四字熟語を入れるようになりました。

確かに、意気込みを四字熟語に込めていう言葉は、何か力があってかっこいいですよね。

現代の経営の神様とも呼ばれる、京セラ・KDDIの稲盛和夫氏が、JAL再生のための会長就任時に掲げた言葉が、思想家 中村天風(なかむら てんぷう)の、この言葉でした。

新しい計画の成就はただ不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に

よく心が折れるとか、心が揺らぐなどという言葉を使いますが、不撓不屈は、まさにその様な状況においても、決して心が折れることなく、そして、揺らぎもせず、ただ直向 ひた きに困難や問題に立ち向かっていくことです。

なかなか出来る事ではありませんが、何かを成し遂げようとるすには、不撓不屈の精神が無ければ達成できないのではないかと思います。
逆に、不撓不屈の精神無しに達成できてしまうことは、達成感が得られないのかもしれません。

朝三暮四(ちょうさんぼし)

さて、上の二つはコツコツとやることの大事さ、そして、絶対にくじけない強い意志に関する四字熟語でした。

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果になることに気づかないこと。
また、目先の利害を強調して口先で人をあざむくこと。

【出典:学研四字熟語辞典】

これは、中国の列子  れっし の中の 黄帝こうてい という文書からとられています。
簡単に、どういう話かを説明します。

中国が宋の時代、狙公と呼ばれている猿回しの男がいました。彼は、多くのサルを飼っていて大変可愛がっていました。
しかしながら、財産をくいつぶしてしまい、いよいよ飼っているサルたちに与える餌を節約しなければならなくなってしまいました。

そこで、栗の実を毎日、「朝三個、夕方に四個」与えることを告げると、これにサルたちは、いっせいに不満の声をあげた。 
そこで、猿回しは「朝に四個、夕方に三個にする」と言ったところ、サルたちは、たちまち笑顔になり喜びました。

実際には、同じ数なのに喜んでいる、サルの愚かさを伝える四字熟語ですが、このサルは当然我々のこと。
「この様な愚かなサルになるなよ」という戒めの意味がこもった四字熟語なのです。

よく考えれば分かることですが、朝に4個、つまりとりあえず目先の利益に目がくらんでしまうのは、サルならぬ我々人間でしょう。
実は、この朝三暮四は、政治家が政治において、そして会社などでも、実はよく使われている手なのだそうです。

気を付けていないと知らず知らずのうちに、この愚かなサルに成り下がっている状態。
冷静に自分自身、自分の立場を俯瞰(ふかん)して、全体を冷静に見渡す目、態度が必要だということを教えてくれる、そんな、かっこいい四字熟語です。

あとがき

今回で、個人的に、かっこいいと思う四字熟語シリーズも三回目となりました。
点滴穿石、不撓不屈など、単純だけど実行するのは、とてつもなく大変という四字熟語だと本当に思います。

また、朝三暮四のサルを思うと、本当に我が身が重なって見えることがあります(泣)

常に冷静に、メタ認知(第三者の目線で自分自身を見つめる)できるようになりたいな~と思いつつ、ついつい感情に流されてしまいます。

そんな意味でも、これらの四字熟語は、眺めるだけで身が引き締まるような、そんな気持ちにさせてくれるものです。
ただ単にかっこいいだけでなく、心の底から感じとれるもの、そしてやる気や勇気を与えてくれるもの、それこそが座右の銘なのでしょう。

個人的に好きな四字熟語は、まだまだあります。
かっこいいということでは、四字熟語の意味・由来とは、違う部分でのかっこよさもあります。

そんなものも、また近いうちに紹介したいと思います。


  

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