ヘラクレスとアトラス!カブトムシの名前になった英雄

ヘラクレス と アトラス

この名前、何を思い浮かべますか?

カブトムシの名前?
ギリシャ神話の神々?

ヘラクレスオオカブトムシは、世界最大 のカブトムシです。
アトラスオオカブトも、それに次ぐ、大きさを誇っています。

実は、このカブトムシの名前は、ギリシャ神話の神々からきています。

このヘラクレスとアトラスのエピソードが、おもしろいんです。

今回は、そんな、ヘラクレスとアトラスについて、お届けしたいと思います。

尚、シリーズでお届けしている「ギリシャ神話」の第7回になります。

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大カブトムシ

ギリシャ神話の話に入る前に、ヘラクレスとアトラスの名前がついたカブトムシが、どれくらいの大きさなのか見てみましょう。

カブトムシの比較 

カブトムシ比較

やはり大きいですね!
特に、手足の長さが違いすね。

カブトムしは、「昆虫の王者」と言われていますが、  どうやって、相手を倒すかご存知ですか?

小さい角と、大きな角の間に、相手を挟みこんで持ち上げ放り投げるんです。
 完全な力技です(笑)

力持ち」のシンボルとも言える、この二人の神様の名前がついたのも納得ですね。

実際、どんな感じで挟み込むのか、対戦している動画がありましたので、ご紹介します。

対戦しているのは、ヘラクレスとアトラスです(笑)


ヘラクレスの圧勝ですね・・・
ちなみに、ギリシャ神話のヘラクレスとアトラスは戦いません(笑)

さて、それでは、ギリシャ神話の話に入っていきましょう。

ギリシャ神話の神々

ヘラクレスとアトラス の話をする前に、まず、ギリシャ神の神々について、少しお話しますね。
これを知らないと、ヘラクレスとアトラスが体面した時、
アトラスが、していることが意味不明です(笑)オリンポス・タイタン

ギリシャ神は、二つの神族に分けることができます。

  • オリンポス神
  • タイタン神

この、オリンポス神というのは、ゼウスを中心とした神様たちで、オリンポス山に宮殿があります。116685

タイタン神(または、ティターン神)は、ゼウスの父親のクロノスを中心とした神々で、オトリュス山を拠点としていました。

実は、ゼウスを中心とするオリンポス神と、父親のクロノスを中心とするタイタン神が、覇権を争って、10年にも及ぶ戦いをしています。

結果は、ゼウス達オリンポス神が勝ち、クロノスは地底深くに幽閉されることになります。

ヘラクレス と アトラス

アトラスは、タイタン神です。
つまり、ゼウス達と戦い、敗れた側の神です。

ゼウスは、アトラスにも罰を、あたえます。

atlasタイタン神族の中でも、最も力のあるアトラスは、世界の西の果てに行って、天体が落ちてこないように支える役目を言い渡されます。
                                     こんな感じです(笑)

一方、ヘラクレスは、その戦いの後に、ゼウスと人間の間に産まれた子で、半神半人(デミゴット)と呼ばれます。

つまり、生きている間は、神ではなく人間として扱われています。
死後に、ゼウス達によりオリンポス神に、迎え入れられました。

それでは、そんな二人が、出会うシーンを見てみましょう。

ヘラクレス と アトラスの出会い

ヘラクレスが12の功業の一つ「黄金のリンゴ」をとってくるように言われ、西の果てにやってきました。

黄金のリンゴの樹を守るのは、ヘスペリデスというアトラスの娘たちで、ラドンという怪物を従えています。

 ヘスペリデス

ラドンは、ヒドラの弟にあたる怪物で、ヘビの様な姿をしています。

実は、ヘラクレスは、ヒドラと戦って倒しているのですが、これが、かなりの強敵でした。
今回も戦うとなると、簡単には済みそうにありません。

さて、どうしようか・・・
すぐそばに天空を支えている、アトラスがいることに気がつきました。

リンゴの樹の番人ヘスペリデスは、アトラスの娘たちです。

ヘラクレスは思いつきました。

自分の代わりに、アトラスに取ってきてもらおう!

すぐさまアトラスのもとへ行き、頼んでみます。
アトラスは、代わりに天空を持っててくれるならと、喜んで頼みを受けます。

アトラスから渡された天空は、ヘラクレスにとっても重いものでした。

さすがに、重いですね、どうか急いでお願いします

ヘラクレスとアトラス

アトラスは、分かったといって、すぐに、金のリンゴを取りに行きます。

ヘスペリデスもラドンも、相手がアトラスでは、ただ見守るだけです。

こうして、あっさりとアトラスは金のリンゴを取ってくると、ヘラクレスのもとに戻ってきました。

アトラスは、ふと思います。

これは、天空を持つことから解放され、自由になれる千載一遇のチャンスじゃないのか?

ヘラクレスにこう告げます。

この、金のリンゴは、俺が代わりに届けてやるよ

ヘラクレスは、アトラスがこう言ってくる事を計算済みでした。

アトラスさん、本当ですか? そうしてもらえると助かります

笑顔でこう答えると、少し困った顔をして・・・

アトラスさんが、金のリンゴを取ってくる、ちょっとの間だけだと思って不用意に担いでしまいました。 しっかり、支えるために、持ち直したいんで、ちょっと支えてもらっていいですか?

アトラスは、ヘラクレスが、あっさり受け入れたのでウキウキです。

おーっ、いいとも、こうかい

ヘラクレスはそのまま、アトラスに天空を預けてしまい、
金のリンゴを持ってさっさと、その場を立ち去ってしまいました・・・・・

 069326

 

 

ギリシャ神話には、いろいろエピソードがありますが、個人的には、この話が一番好きです(笑)

 ヘラクレスとアトラスという、オリンポスとタイタンを代表する、最強の二人を出しておいて、
力勝負とかいう話ではなく、心理戦ですからね(笑)

それにしても、ヘラクレス12の功罪の中で、一番、楽に終わらせたのがコレです。
 ラドンとの戦いも回避してますからね。

かの、孫子も言っていますよね
「戦わずして勝つことが、最善の策である」 ・・・と(笑)

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こぼれ話

オリンポス を由来とするもの

オリンパス株式会社(OKYMPUS)の名前は、そのままですね。
ちなみに、創業当時の名前は、高千穂製作所だそうです。

オリンポス山 ⇒ ギリシャオリンポス12神の住む場所
高千穂山   ⇒ 神様が日本に最初に降り立った場所

創業者は神話が好きなんでしょうか?(笑)

タイタン を由来とするもの

タイタン ‐ 土星の6番目の衛星
地球に良く似ていると言われている。

タイタニック号(客船)
映画でも有名な、1912年に沈没した豪華客船

アトラス を由来とするもの
地名・地図
ギリシャから見て西の果てにあるのが、大西洋(アトランティック・オーシャン)
このアトランティックという名前は、アトラスから来ています。

また、アフリカ大陸の北(ちょうとヨーロッパの西端の近く)にある山脈は、アトラス山脈と呼ばれ、 アトラスが立って天体を支えている場所と言われています。

こういったことから、アトラスは、「地図」の象徴の様な存在になります。
地図帳のことをアトラスと呼びます。
(世界で最初に地球儀を作成した王の名前が、アトラスだったことによるという説もあります)

ヘラクレス
ヘラクレスについては、こちらの記事をご覧下さい。
ヘラクレス!ギリシャ神話最強の英雄!12の功業って?

ギリシャ神話シリーズの目次へ

これ以外にも、まだまだ色んなエピソードなどを紹介しています。
よかったら、ご覧下さい。

ギリシャ神話シリーズの目次はこちらより
ギリシャ神話シリーズの目次

あとがき

カブトムシでは、ヘラクレスの方がアトラスより体が大きいですね。
しかし、ギリシャ神話の世界ではアトラスの方が大きいです。084160

力は、どちらが強いのか?
これは議論が分かれるところですが、やはりヘラクレスなんでしょうかね。

ヘラクレスは、ギガンティスという巨大な怪物がが暴れた時、オリンポス神から助けを求められています。

オリンポス神が、総がかりで戦っても、勝てなかった相手に、勝ってしまうんだから
その力は尋常じゃないですよね。

そりゃ、人間から神様へ昇格するわけですよね(笑)

ただ、ヘラクレスがすごいのは、力だけじゃなくて、知恵も持ってるところですね。
今回のエピソードは、そんなことを一番よくあらわしている気がします。

アトラスに知恵があれば、あるいはタイタン神が勝っていたかもしれません・・・(笑)

  

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