この間、ガンダムでシャアの声を担当していた声優の 池田秀一さんがテレビに出いていて
アイドルの女の子に「きゃーきゃー」言われていました(笑)
シャアって、すごい人気ですよね~
これほど長い間、人気が衰えないというのは驚きです。
子供の頃、ガンプラと言えば、もっぱら「シャア専用」でした。
シャアザクだけで何機作ったことか・・・おかげで部屋は 「真っ赤」(笑)
でも、なぜ、シャアザクを含め、シャア専用のモビルスーツは 「 赤 」なのか?
今回は、自分なりの解釈・推論で書いてみたいと思います。
気楽に、見てください(笑)
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シャアザクが赤い理由 (一般説)
「ギレンの野望」(ゲーム)より
シャアザクがなぜ赤なのか については、一応、答えの様なものは非公式ながらあるんです。
『ギレンの野望』(ゲーム)の中で、次の様な説明がされています。
士官学校を首席で卒業しエリートのシャアを、機材担当者がねたみ、サビ止め(赤色)を施したままの機体を渡した
うーん・・・ごめんなさい、ナットクできません(笑)
というのも、シャアザクって赤色といっても単一色ではありません。
「胴体の部分」 と 「手足の部分」で違う赤が使われています。
つまり、ちゃんとデザインされているんです。
それに、シャアは、機体だけでなく、士官服やパイロットスーツまで赤系で統一しています。
これは明らかに意図的に「 赤 = シャア 」 のイメージを作ろうとしています。
シャアの英雄化 (プロパガンダ)
ジオンの戦略
エリート街道を突っ走るシャア、しかも桁違いの才能を見せているですから、ジオンも普通には扱いません。
そこで、ジオンのトップは次の様に考えたのではないでしょうか?
シャア を 「 赤い彗星 」という、 英雄 に仕立てあげる
その意図としては・・・
プロパガンダ つまり、意識付けのための宣伝戦略だったと考えられます
このプロパガンダは、以下に挙げる人々に対してです。
- ジオン公国国民に対して
戦争意識高揚のため - 自軍(ジオン軍)に対して
士気高揚ため、 - 連邦軍に対して
脅威の意識を与えるため
どうして「赤」なのか?
なぜ、赤というカラーなのか? ということについては、次の様に考えます。
プロパガンダとしては、やはり 目立つ ことが大事、そして敵にも強烈な印象を与える必要があります。
目立つ色の代表といえば「赤」という色が、最も適していますよね。
このブログでも、目立たせる為に、赤い文字を使っています。
また、ジオン軍に、赤いモビルスーツが無かった事が、目立つ上で大きな理由となったと思います。
他に赤い機体があったら目立ちませんからね(笑)
それと・・・ シャアって、とにかく「赤」が好きなんですよね。
Zガンダムの中でも、金色の百式を赤にすべきだ と発言をしているシーンがあります。
シャアの好きな色が、目立つ色で良かった・・・というところでしょうか
なぜ、英雄化する必要があったのか?
シャアが「赤い彗星」と呼ばれるきっかけとなったは 、「ルウム戦役」です。
この戦いで、連邦軍の戦艦を5隻沈めた事がきっかけです。
実は、この「 ルウム戦役 」 ジオンにとっては、命運をかけた戦いで、戦争を一気に終わらせようとした意図がうかがえます。
その鍵を握ったのが、次の2つです
- モビルスーツの活躍による勝利
- レビル将軍の拿捕(だほ)
2については、ガイアの黒い三連星にまかせています。
1については、シャアが大活躍をすることとなります。
戦艦や戦闘機では、圧倒的に戦力で優位に立っていた連邦が、シャアをはじめとするモビルスーツにより大敗することとなります。
モビルスーツの優位性が示された戦いとなりました。
連邦が、ジオンの提示する降伏の条件をのまなかった為、戦争が続くことなりましたが
シャアの名前は、国内では英雄として、そして敵には恐るべき相手として一気に広まりました。
プロパガンダとしては、大成功を収めたと言っていいでしょう。
特に、その後の「赤い彗星」に対する連邦の怖れ方は、すごいですよね。
もう、ほとんどトラウマです(笑)
「シャア英雄化」 を進めた人物は?
さて、「赤い彗星 の 英雄 シャア」
一体誰が、この計画を進めたのか?
最終的には、もちろんジオン公国のデギン公王が承認したのでしょうが、実際に推進したのは、 恐らく、ドズル と キシリア だと思います。
そのことが伺えるシーンが、あります。
シャアが「V作戦」の情報を得た事を、ドズルに伝えた場面
ドズル 「フフフ・・・ さすが、赤い彗星 のシャアだ 」
キシリアが、ジオングが撃墜された事を知った場面では
キシリア 「 赤い彗星 も地に落ちたものだな・・・」
二人とも、わざわざ意識して「赤い彗星」という言葉を使っているような印象を受けませんか?
それぞれ、赤い彗星の言葉の前に 「 私が作り上げた 」 と入れると、ピッタリとくる感じがします。
他の、ザビ家の兄弟は、どうだったかというと・・・
ガルマ は若いし、まだ政治や軍事の中枢に関してはまかされておらず。
計画の事は知らされていなかったと思われます。
それを匂わせるシーンが、ガルマがシャアと再会した時の場面です。
ガルマ 「 赤い彗星 と言われるほどの君が、仕留められなかった船とはね 」
このガルマの発言では、赤い彗星の言葉の前に、「私が作りあげた」という言葉は当てはまりません。
最後は、長男のギレン総帥ですが・・・
彼は、この作戦、全く乗り気ではなかったように思います。
というより、反対だったのではないかと思います。
ガルマの葬儀で、ザビ家が久しぶりに集まっているシーンで・・・
ギレン 「ふるさとにでも帰ったんだろ。 な、ドズル」
全く興味を示していません・・・(笑)
さらに、決定的なのが、これです。
キシリア 「ジオングを使います」
ギレン 「未完成品をか?」
キシリア 「少しでもニュータイプと思える者をぶつける以外、ガンダムは倒せません」
ギレン 「また、シャアか・・・」
シャアを使った作戦は、もういいよ!と言わんばかりです(笑)
シャア英雄化のシナリオは シャアの発案
さて、ここで視点をシャアに変えてみましょう。
シャアの目的は、ザビ家への復讐でしたよね。
それを成し遂げるために、どうしたらよいのか?
まず、ガルマと同じ時期に、士官学校に入学し、意図的に友人関係を築いたと思われます。
プライドの高いガルマを、うまく誘導して、いつも助けてくれる友として、信頼を得ています。
ガルマが、姉に認められたいという意識が強いことを、巧みに利用して、キシリアに近づく接点を持ったのではないかと思います。
実際、姉に関する事が、シャアとガルマとの会話の中では随所に出てきます。
また、最後にシャアがキシリアを撃つシーンでは、こんな台詞をはいています。
「ガルマ、私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい 」
ザビ家に近づくには、ジオン公国が興味を示す何か がなければとりあってもくれないでしょう。
そこで、シャア自身が「シャア英雄化シナリオ」を考案し、キシリアとドズルに取り入ったように思えます。
もちろん、パイロットとしての絶対的な自信が、それをさせたのだと思います。
それに、自分がニュータイプだという事をしっていたのでしょう。
キシリアが、フラナガン機関という、ニュータイプの研究施設を管轄していたことも シャアの中では計算していたと思われます。
この英雄化シナリオは、通常の軍隊の提言や報告といった流れを使っていません。
なぜなら、シャア英雄化は、ジオン内外へのプロパガンダなので、軍の中を通しては意味がありません。
執行陣営(キシリア・ドズル)と、極秘裏に直接的なやりとりが不可欠です。
なんとなく、その辺りをちらつかせるシーンが、実はあります。
親衛隊 「わかりますか」
シャア 「においだな。キシリア の手の者か?」
親衛隊 「ははは、さすがですな、少佐」
親衛隊、つまり一般の軍隊には属さない、独立した特殊部隊です。
シャアは一発で見抜いています。
つまり、過去に何度も、親衛隊との、やりとりがあるということです。
さらに、この会話で シャアは「キシリアの・・・」と呼び捨てです。
ここ以外のシーンでは、全て敬称を使っているのに、この時だけつけません。
「シャア英雄化計画」は、軍においても機密事項
そういう意味では、発案者シャアと、それを利用したキシリアは、ある種の対等関係といえるでしょう。
それが、このシーンの真相なのではと読み解きます。
赤に関するテーマとしては以上ですが、「シャア英雄化計画」については、
シャアザクが3倍速だったという事との2部構成となっています。
あとがきの一番下より、どうぞ。
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あとがき
好き勝手に想像して、書いちゃいました・・・
私なんか、足元に及ばない熱烈なガンダムファンから怒られそうです(笑)
実は、シャア専用の赤色が、制作会社のサンライズにに塗料がいっぱい余っていたから・・・ という話もあるようですね。
スポンサーの意向だったなんていう話もあるようです(笑)
ですが、今回はそういった製作サイド側とか、テレビ的にとかいうのは排除し
純粋にこのガンダムという物語の中だけで、設定をして想像してみました。
ただの「中尉」が自分でモビルスーツの色を変えさせるなんて、とても無理でしょう?(笑)
シャアザクについては、実は「 赤 」以外にも謎があります。
「 通常のザクの、3倍の速度 」
ということで、次回は、この3倍速の謎について迫りたいと思います。
次回⇒ シャアザク なぜ3倍速? 見えてくる「シャア英雄化計画」
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