ミートソースとボロネーゼの違いって?ヒントは子供と大人です

レストラン

スパゲティミートソース 」 美味しいですよね~!

ナポリンタンと並んで、人気のあるスパゲティメニューですよね。

さて、そんな「 ミートソース
イタリアンのお店に行っても、メニューにありませんよね?

メニューに、そっくりの写真があるけど名前は・・・

ボロネーゼ

084162食べてみると・・・
ミートソースを、なんとなく高級にした感じ?(笑)

そもそも、ミートソース と ボロネーゼって・・・違うものなの?

気になりますよね(笑)

今回は、そんな 「 ミートソース 」 と 「 ボロネーゼ 」の違いについて、せまりたいと思います。
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ボロネーゼ とは?

それにしても、ボロネーゼ という名前・・・

これは、一体、何なのでしょうか?  イタリア語?

調べたところ

イタリア語で  「 ボローニャ派 」 という意味なんですね。

スパゲティボロネーゼというと、ボローニャ派のスパゲティ の事なんですね。

一体何が、ボローニャ派なのか? そこにヒントがあるような気がします。


イタリア・ボローニャ

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イタリアのボローニャ、調べてみたら、すごいですね!

サッカーのボローニャFCくらいしか知りませんでしたが・・・・

ランボルギーニ、マセラッティ、といったイタリアの大手車メーカー
そして、バイクメーカーのドゥカッティ 発祥地でした(驚)

そっちも、気になりますが、今回はボロネーゼです・・・(笑)

135886食に関するものについて探すと・・・ ありました!

この街は、なんと 「 肥満都市(ラ・グロッサ)」 と呼ばれています。
つまり、それだけ 美食の街   ということですね。


ボローニャの名物料理

そんな、美食の街の中でも、トップにくるのが

ボロネーゼ  です。

ボローニャでの正式名称は・・・

「 ラグー・アッラ・ボロニェーゼ 」

ちょっと、舌を噛みそうな名前です(笑)

ラグーとは、煮込み料理を意味していて、ボロネーゼの具材のことです。

ラグーの具材は、以下のもの


  • ニンニク
  • ニンジン
  • 玉ねぎ
  • セロリ
  • トマト(トマトペースト、ダイストマト)
  • ひき肉

これらを、オリーブオイルで炒め後、ワインで煮込み
塩、こしょうで味をととのえます。

最後にチーズを盛り付けて完成。

ボローニャでは、このラグーにあわせるパスタは、スパゲティではなく

絶対!  タリアテッレ  」・・・ だそうです。

これは、もう絶対にゆずれない、こだわりのようです。

乾麺ではなく、生麺でモチモチした食感と、こってり系のラグーの相性
がいいんでしょうね!


「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」の動画がありました。

ご紹介します。

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さすが本場です、タリアテッレ(パスタ)を手作りしています(笑)


ミートソースとは?

子供の頃から食べなれている、日本の「ミートソース」
入っている具材は、ほとんど「ボロネーゼ」と同じです。

大きな違いは、というと・・・


  • ウスターソース(中濃ソース)
  • 砂糖
  • ケチャップ(トマトペーストではなく、甘いケチャップ)

この3つに共通するのは、「 甘さ 」 ですね。

そう言われると、ミートソーススパゲティって、ボロネーゼに比べると、
結構甘いですよね。


なぜ、甘いのか?

日本のミートソース、そのルーツは、イタリアボローニャではなく、アメリカです。
戦後、進駐軍が食べていたものが、やがて国内に広まったとされています。

もっとも、そのアメリカのルーツをたどれば、イタリアなんでしょうけどね(笑)

でも、アメリカのミートソースは、見た目は日本とそっくりですけど・・・
味は、酸味が効いているものが多いです。

日本のは、かなり甘いものが多いですよね?

ちょっと、この甘さの理由は、はっきりとしませんが・・・

1959年 「キューピー」が、日本で初めてミートソースの缶詰を出しています。
家庭向けということで、子供にも喜ばれるように甘めにしたのかもしれません。


ミートソース   と ボロネーゼ  の違い

ミートソース、文字通りとらえれば、ミート(肉)のソース。

179463肉を使ったソースは、ボロネーゼも含め、何でもミートソースということ
が言えてしまいます(笑)

しかし、お店や商品として、「ミートソース」 と言って出すのか・・・
それとも、「 ボロネーゼ 」と言って出すかは、そこに明確な違いがあるはずです。

ここまで、ミートソースとボロネーゼを見てきて、その違いが見えました。

その違いは・・・

「 甘さ」 と 「 ワイン 」

ミートソースもボロネーゼも、いろんなレシピがあります。

中には、どっちなのか分からないものもあります。

でも、ほとんどのレシピで以下のことが、はてはまると思います。

ワインを入れない(入れても少し)で、甘くしたら ⇒  ミートソース
ワインでしっかり煮込み、砂糖を入れない(入れても少し) ⇒ ボロネーゼ

ミートソースは色が赤い、ボロネーゼは赤くない というのもあるのかな?
と思っていましたが・・・

調べてみると、結構、赤いボロネーゼもあります。
また、逆にあまり赤くないミートソースもありました。

色は、トマトペーストなどの量でも変わるようで、この辺りは、お店などに
よって、特色を出しているところです。

ということで、違いは「甘さとワイン」
これを結論としました。

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まとめ

最後に、ボロネーゼとミートソースについて、ポイントをまとめました。 


ボロネーゼとは?
  • ボローニャ発祥の、ラグー(煮込み)を使ったパスタ料理
  • ラグーはワインで煮込む
  • スパゲティではなく、生麺のタリアテッレが一般的
  • 砂糖の甘さではなく、炒めたまねぎからくる自然の甘み
ミートソースとは?
  • 戦後、アメリカから入ったのが洋食で広まった
  • 1959年 キューピーがミートソースの缶詰を出して家庭に広まる
  • 砂糖、ケチャップ、ウスターソースなど甘みを加える  
ミートソース と ボロネーゼ の違い
  • 甘さ と ワイン
  • 甘みを出してワインを入れない    ⇒ ミートソース
  • 自然の甘みだけでワインで煮込む   ⇒  ボロネーゼ

あとがき

そういえば、タイトルにある 「ヒント:大人と子供」の意味
分かりましたよね?

084160「甘さ」と 「ワイン」

子供向けの甘さのあるミートソース。
大人が飲むワインを入れたボロネーゼ。

個人的にパスタは、かなり好きで自分でも、ファルファッラや
フェットチーニなどを買ってきて料理したりもします。

そういえば、日本で言っているスパゲティって厳密に言うと
違うんですよね・・・
あと、スパゲティ = パスタ だと思っている人も結構いますよね。

うーん・・・まだまだスパゲティネタは続きますね(笑)

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