「 スパゲティミートソース 」 美味しいですよね~!
ナポリンタンと並んで、人気のあるスパゲティメニューですよね。
さて、そんな「 ミートソース」
イタリアンのお店に行っても、メニューにありませんよね?
メニューに、そっくりの写真があるけど名前は・・・
「 ボロネーゼ 」
食べてみると・・・
ミートソースを、なんとなく高級にした感じ?(笑)
そもそも、ミートソース と ボロネーゼって・・・違うものなの?
気になりますよね(笑)
今回は、そんな 「 ミートソース 」 と 「 ボロネーゼ 」の違いについて、せまりたいと思います。
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ボロネーゼ とは?
それにしても、ボロネーゼ という名前・・・
これは、一体、何なのでしょうか? イタリア語?
調べたところ
イタリア語で 「 ボローニャ派 」 という意味なんですね。
スパゲティボロネーゼというと、ボローニャ派のスパゲティ の事なんですね。
一体何が、ボローニャ派なのか? そこにヒントがあるような気がします。
イタリア・ボローニャ
イタリアのボローニャ、調べてみたら、すごいですね!
サッカーのボローニャFCくらいしか知りませんでしたが・・・・
ランボルギーニ、マセラッティ、といったイタリアの大手車メーカー
そして、バイクメーカーのドゥカッティ 発祥地でした(驚)
そっちも、気になりますが、今回はボロネーゼです・・・(笑)
食に関するものについて探すと・・・ ありました!
この街は、なんと 「 肥満都市(ラ・グロッサ)」 と呼ばれています。
つまり、それだけ 美食の街 ということですね。
ボローニャの名物料理
そんな、美食の街の中でも、トップにくるのが
ボロネーゼ です。
ボローニャでの正式名称は・・・
「 ラグー・アッラ・ボロニェーゼ 」
ちょっと、舌を噛みそうな名前です(笑)
ラグーとは、煮込み料理を意味していて、ボロネーゼの具材のことです。
ラグーの具材は、以下のもの
- ニンニク
- ニンジン
- 玉ねぎ
- セロリ
- トマト(トマトペースト、ダイストマト)
- ひき肉
これらを、オリーブオイルで炒め後、ワインで煮込み
塩、こしょうで味をととのえます。
最後にチーズを盛り付けて完成。
ボローニャでは、このラグーにあわせるパスタは、スパゲティではなく
絶対! 「 タリアテッレ 」・・・ だそうです。
これは、もう絶対にゆずれない、こだわりのようです。
乾麺ではなく、生麺でモチモチした食感と、こってり系のラグーの相性
がいいんでしょうね!
「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」の動画がありました。
ご紹介します。
さすが本場です、タリアテッレ(パスタ)を手作りしています(笑)
ミートソースとは?
子供の頃から食べなれている、日本の「ミートソース」
入っている具材は、ほとんど「ボロネーゼ」と同じです。
大きな違いは、というと・・・
- ウスターソース(中濃ソース)
- 砂糖
- ケチャップ(トマトペーストではなく、甘いケチャップ)
この3つに共通するのは、「 甘さ 」 ですね。
そう言われると、ミートソーススパゲティって、ボロネーゼに比べると、
結構甘いですよね。
なぜ、甘いのか?
日本のミートソース、そのルーツは、イタリアボローニャではなく、アメリカです。
戦後、進駐軍が食べていたものが、やがて国内に広まったとされています。
もっとも、そのアメリカのルーツをたどれば、イタリアなんでしょうけどね(笑)
でも、アメリカのミートソースは、見た目は日本とそっくりですけど・・・
味は、酸味が効いているものが多いです。
日本のは、かなり甘いものが多いですよね?
ちょっと、この甘さの理由は、はっきりとしませんが・・・
1959年 「キューピー」が、日本で初めてミートソースの缶詰を出しています。
家庭向けということで、子供にも喜ばれるように甘めにしたのかもしれません。
ミートソース と ボロネーゼ の違い
ミートソース、文字通りとらえれば、ミート(肉)のソース。
肉を使ったソースは、ボロネーゼも含め、何でもミートソースということ
が言えてしまいます(笑)
しかし、お店や商品として、「ミートソース」 と言って出すのか・・・
それとも、「 ボロネーゼ 」と言って出すかは、そこに明確な違いがあるはずです。
ここまで、ミートソースとボロネーゼを見てきて、その違いが見えました。
その違いは・・・
「 甘さ」 と 「 ワイン 」
ミートソースもボロネーゼも、いろんなレシピがあります。
中には、どっちなのか分からないものもあります。
でも、ほとんどのレシピで以下のことが、はてはまると思います。
ワインを入れない(入れても少し)で、甘くしたら ⇒ ミートソース
ワインでしっかり煮込み、砂糖を入れない(入れても少し) ⇒ ボロネーゼ
ミートソースは色が赤い、ボロネーゼは赤くない というのもあるのかな?
と思っていましたが・・・
調べてみると、結構、赤いボロネーゼもあります。
また、逆にあまり赤くないミートソースもありました。
色は、トマトペーストなどの量でも変わるようで、この辺りは、お店などに
よって、特色を出しているところです。
ということで、違いは「甘さとワイン」
これを結論としました。
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まとめ
最後に、ボロネーゼとミートソースについて、ポイントをまとめました。
- ボローニャ発祥の、ラグー(煮込み)を使ったパスタ料理
- ラグーはワインで煮込む
- スパゲティではなく、生麺のタリアテッレが一般的
- 砂糖の甘さではなく、炒めたまねぎからくる自然の甘み
- 戦後、アメリカから入ったのが洋食で広まった
- 1959年 キューピーがミートソースの缶詰を出して家庭に広まる
- 砂糖、ケチャップ、ウスターソースなど甘みを加える
- 甘さ と ワイン
- 甘みを出してワインを入れない ⇒ ミートソース
- 自然の甘みだけでワインで煮込む ⇒ ボロネーゼ
あとがき
そういえば、タイトルにある 「ヒント:大人と子供」の意味
分かりましたよね?
「甘さ」と 「ワイン」
子供向けの甘さのあるミートソース。
大人が飲むワインを入れたボロネーゼ。
個人的にパスタは、かなり好きで自分でも、ファルファッラや
フェットチーニなどを買ってきて料理したりもします。
そういえば、日本で言っているスパゲティって厳密に言うと
違うんですよね・・・
あと、スパゲティ = パスタ だと思っている人も結構いますよね。
うーん・・・まだまだスパゲティネタは続きますね(笑)
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