「 さくらんぼ 」 最近では、「高級さくらんぼ」 をよくみかけます。
母の日など、女性へのプレゼントとしても人気が高いようです。
ちなみに、さくらんぼの旬は次の通りです
アメリカンチェリーは、5月~6月、国内産は、6月~7月
夏に向かって、体調を崩しやすい、この時期、体のために
少しでもよいものを摂りたいですよね。
「 さくらんぼ 」の栄養価はどうなんでしょうか?
早速、見てみましょう。
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さくらんぼの栄養成分
さくらんぼの成分を、国内産 と 米国産(アメリカンチェリー)の2種類で見てみましょう。
比較のために、カロリーメイト缶 (1/2缶=100ml)を載せています。
- 国内産は、普通の大きさで1個 5グラム(可食部)を 20個(100グラム)
- 米国産は、普通の大きさで1個 10グラム(可食部)を10個(100グラム)
疲労回復 ・ 貧血 に効果
さて、これを見ると、葉酸 と ビタミンC そして マグネシウムが豊富ですね。
これらは、全て疲労回復にいいといわれている栄養素です。
葉酸は、貧血防止 に効果的なことが分かっており、サプリメントも人気です。
さくらんぼは、疲労回復 ・ 貧血 に効果があります。
葉酸 は 調理に弱い
葉酸を多く含む代表的な食品には、以下のものがあります。
- グリーンアスパラガス
- カリフラワー
- しゅんぎく
- いちご
いちご以外は、茹でたりして火を通さないと食べれません。
ところが、「 葉酸 」は水溶性ビタミンで、茹でたりして火を通すと
栄養成分が、半減してしまいます。
さくらんぼは、調理せずに、そのまま食べる事が出来るので、
葉酸 を効果的に摂ることができます。
葉酸 と ビタミンC はセット
葉酸は、そのままでは活性化しません、ビタミンCと一緒にとるとよいことが
知られています。
また、ビタミンCだけを大量に摂ると、逆に、葉酸の排泄量が増えてしまいます。
この2つの栄養素は、セットで摂る事が望ましいのですが、さくらんぼは、
葉酸 と ビタミンC が両方多く含まれているので、非常に効果的な食材といえます。
カロリー・糖質
栄養素は優れた、さくらんぼですが、カロリー・糖質が高いので、食べすぎには注意が必要です。
以下の一覧表で、果物の100gあたりの、エネルギー(カロリー)と糖質の量が分かります。
エネルギーが50kcal以上、糖質が10g 以上のものは、「太字」にしてあります。
これを見ても、分かるとおり、「さくらんぼ」は、結構高めです。
カロリーや糖質の制限 がある方は、気をつけて摂らなければいけません
葉酸 の効果(妊婦さんにおススメの栄養素)
葉酸は、どれくらい摂取するのが望ましいんでしょうか?
厚生労働省が出している、「日本人の食事摂取基準」を見てみました
年齢 推定平均必要量 推奨量 耐用上限量 18~29歳 及び70歳以上 200 240 900 30~69歳 200 240 1000 妊婦(付加量) + 200 +240 – 授乳婦(付加量) + 80 + 100 – 単位:μg(マイクログラム)
推定平均必要量というのは、「 50%の人は必要量を満たすとされる量」です。
言い換えれば、 「最低でも、これくらいは摂りたい量」です。
推奨量は、97~98%の人が必要量を満たすされる摂取量です。
言い換えれば、「 これだけとっておけば充分な量 」です。
妊婦さんは倍の量
この表を見ると、明らかな特徴があります。
妊婦さんは 推定平均必要量 も 推奨量 も 「 倍 」の量になっています。
なぜ、そんなに葉酸が必要なのか?
それは、妊娠が、大赤血球性貧血を引き起こすからです。
葉酸は、ビタミンB12と共に、不足すると正常な赤血球が作れなくなるので、
特に、妊婦さんや授乳婦さんは、積極的に摂りたい栄養素です。
摂りすぎには注意
先の表の右端に「耐用上限量」 が載っています。
これは、「これ以上、摂ると健康に害を及ぼす可能性がある」 という量を示しています。
どの様な害があるかというと
- ビタミンB12不足による悪性貧血の発見を遅らせてしまう
- 神経障害
しかし、実際には、食品で耐用上限を超えることは、まずありません。
もしも、葉酸のサプリなどを摂っている場合には、摂取量を守っていれば大丈夫です。
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まとめ
- さくらんぼの栄養素
- 葉酸
- ビタミンC
- マグネシウム
- さくらんぼの効果
- 疲労回復 (葉酸・ビタミンC・マグネシウム)
- 貧血(葉酸)
- 葉酸の効果
- 葉酸とビタミンCは、ゴールデンコンビ!
これらはセットでの摂取が重要品
葉酸もビタミンCも、 水溶性ビタミン で 熱に弱い
さくらんぼは、調理をせずに食べるのが効果的- 妊婦さんの貧血に有効
- サプリなどによる摂りすぎには注意
- 葉酸とビタミンCは、ゴールデンコンビ!
あとがき
チェリーパイ、個人的には、かなり好きなんですけど。
栄養素は半減してしまうんですね・・・(泣)
ああいうデザートで、栄養を摂ろうと考えること自体が
間違ってますが(笑)
さくらんぼの栄養素は、疲労回復などの効果もあり、男性にも
もちろんおススメです。
夏バテ対策というと、すぐ、うなぎだったり、豚肉だったりの名が
あがります。
しかし、どちらも、ビタミンCは摂れません。
ビタミンCも、夏バテ対策には必須の栄養素。
うなぎや豚肉を食べた後のデザートに、さくらんぼというのは
すごくいいかもしれません。
しかも、さくらんぼは、毎日食べても、全く問題の無い果物です。
それにしても、あの小さな、さくらんぼに、この葉酸とビタミンCは
本当に素晴らしいです。
いちごと並んで秀逸な食品と言っていいと思います。
母の日など、女性へのプレゼントとして、さくらんぼは、とてもいいですね。
優しさのこもったプレゼントです。
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