干支と十二支との違い!自分の「えと」知っていますか?

「  今年の、干支(えと)は、未(ひつじ)年です  」

という言い方が、よくされていますよね。

これって、間違いというわけでもないようですが
厳密に区別すれば・・・

正しくは

「今年の、十二支(じゅうにし)は、未(ひつじ)年です 」

となるそうです。

「 干支(えと) と 十二支(じゅうにし)って違うの?」
165674
そうなりますよね。。。(笑)

今回は、干支(えと)と十二支(じゅうにし)の違いと
生まれ年の干支をテーマにしたいと思います。

今回のテーマ
  1. 干支(えと)と 十二支(じゅにし)の違い
    • 十二支(じゅうにし)って?
    • 十干(じっかん)って?
    • 干支(えと)とは

       

  2. 干支(えと)にまつわるもの

     

  3. 自分の干支(えと)を調べてみましょう
スポンサーリンク

干支(えと)と 十二支(じゅにし)の違い

干支(えと)と 十二支(じゅうにし)の違いについてです。

干支(えと)は、十干(じっかん)と 十二支(じゅうにし)を 組み合わせたものです。

干支の種類には、60種類 あります。

つまり、干支は60種類 で 十二支は12種類 なんです044071

 

十二支(じゅうにし)はなんとなく分かるけど・・・
十干(じっかん) というのは・・・?

あまり聞きなれないですよね。

まずは、十二支と十干について、見ていきましょう

十二支(じゅうにし)って?

十二支は、もうおなじみですね。

十二支は、古代中国より日本に伝わってきた古代思想です。
ご存知、以下の12の動物の事を指します。

・子(ね) ・丑(うし)
・寅(とら) ・卯(う)
・辰(たつ) ・巳(み)
・ 午(うま) ・未(ひつじ)
・ 申(さる) ・酉(とり)
・ 戌(いぬ)  ・ 亥(い)

毎年、十二支のうちの一つが、その年を代表する動物 となります。
生まれ年の、十二支の動物は自分のシンボルになりますよね。

十二支の順番などの由来については、別の投稿がありますので、
そちらを参照して下さい
こちら ⇒ 干支(えと)の順番の由来とは? 面白いけどナゾだらけ!?

 

十干(じっかん)って?

150988さて、あまりなじみのない 「 十干 」です。

十二支同様、これも古代中国から日本に伝わった思想です。

十干には、次の10個があります。

・ 甲(きのえ)   ・ 乙(きのと) 
・ 丙(ひのえ)   ・丁(ひのと) 
・ 戊(つちのえ) ・ 己(つちのと) 
・ 庚(かのえ)   ・ 辛(かのと) 
・ 壬(みずのえ) ・ 癸(みずのと)

これは、二つずつのセットになっていて、兄()と 弟()の関係になっています
(きの 、きの)(ひの、ひの)・・・・
 
兄=陽、弟=陰 を意味していて、陰陽の思想が反映しているんだそうです。
(陰陽思想 : 万物は、陰と陽に分類される)

この、十干、すでにお気づきの方もいると思います。

実は、よく使われています。

契約書 」 などではよく出てきます。
「 株式会社〇〇〇商事(以下、という)」 などの使い方です。

戦前の通知表は、5~1 の数字ではなく、良い順から「甲乙丙丁」で
つけていたそうです。
これと関係して、「 甲乙つけがたい・・・」なんていう言い方もあります。

ものの順番を決めるのにも、使われていたんですね。

順番決めは、十二支でなくて良かった気がします・・・

オール5 や オール甲は、さまになっても、「オール 子(ね)」は、ちょっと・・
「 子丑(ねうし) つけがたい」 も 、ちょっと・・・(笑)

干支(えと)とは

151704さて、それでは干支を見ていきましょう。

干支は、十干 と 十二支を組み合わせたものですが
それは、干支(えと)という字にも現れています。

    

  •   の 干 (かん)
  • 十二 の  支(し)です。

十干(じっかん)10個
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

十二支(じゅうにし)12個
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

この2つを、それぞれ順に、組みあわせていきます。

こんな感じです・・・
1. 甲子 2. 乙丑 3.丙寅 ・・・・

これを順繰りに並べていくと
60個目で 十干・十二支の最後 同士が組み合わされ 「 癸亥 」 となります。

1  から60までの、一覧表です。

60干支一覧      画像をクリックすると拡大します

※ 12列あり一番左が常に十二支の子(ねずみ)になります。
十干(じっかん)の始まりの甲の欄を青く塗っています。

この様に、12年ごとにくる 同じ十二支でも、違う十干との組みあわせとなるので
12年前の年とは、十二支は同じでも、干支は違います。

また、干支は年だけではなく、月や日にもあります。
干支カレンダーなどには、ちゃんと書かれています。

干支(えと)にまつわるもの135886

十二支は、年賀状などをはじめ、非常に身近です。

それでは、干支は、暦以外でどんなものがあるのか?
干支にまつわるものを集めてみました。

干支にまつわるもの
  • 甲子園球場

1924年(大正13年)に竣工式が行われた。
この年の干支(えと)が 甲子 なので甲子園となった。

  • 乙巳(いっし)の変

645年 中大兄皇子(後の、天智天皇)中臣鎌足が、曽我入鹿を暗殺し
曽我氏を滅ぼした(大化の改新)  
この年の干支が、 乙巳(いっし)の為、こう呼ぶ。

  • 壬申(じんしん)の乱

672年 天智天皇亡き後、天皇の息子の大友皇子と天皇の弟の大海人皇子との戦い。
この年の干支が、壬申(じんしん)の為、こう呼ぶ。

  • 戊辰(ぼしん)戦争

幕末の明治維新の戦争、明治元年の干支が戊辰(ぼしん)である為、この名前がついた。

  • 辛亥(しんがい)革命

中国最後の王朝・清朝に対する革命
革命が起こった1911年の干支が 辛亥(しんがい)であった為、この名前がついた。

歴史の事変などを、その年の干支を名前にしているものが、案外あるんですね。

これ以外にも、まだまだ色んなところで使われていそうですね。

スポンサーリンク

自分の干支(えと)を調べてみましょう

それでは、自分の生まれた年、月、日 の 干支 がそれぞれ何かを調べてみましょう。

干支(年)

以下の、リンクより生まれ年の干支が確認ができます。

ここより ⇒ 生まれ年の干支

あとがき

干支というのは、おもしろいですね。

084160普段、あまり意識することはありませんが 実は、生活の様々なところで使われていたりします。

年末年始の年賀状や、初詣以外でも、干支や十二支を意識してみると 昔の人の知恵や、継承されてきた文化を感じることが出来そうです。

一度、身の回りにある干支にかんするもの、そんなものを
掘り下げていってみると、意外な発見や気づきがありそうです。

  

スポンサーリンク

                                                               

   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください