日焼け止めSPFやPAの意味って?持続時間ではありません

 日差しが強くなりましたね。

UVケアには、日焼け止めが、かかせませんよね。123966

それにしても、日焼け止めに書かれているSPF20 とか SPF50
それに、PA++ とか PA++++

これって一体何のことでしょうか?

よく言われているのが、効果の持続時間

しかし、実は、コレ
効果の持続時間ではありません。128716

それじゃ、 SPF と PAとは、いったい・・・?

そんな 「 日焼け止め」 のSPFとPAに ついて、まとめました。

SPFやPAを語るには、まず「日焼けそのもの」 について知る必要があります。

「日焼けの種類」 から見ていきましょう。

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日焼けの種類

日焼けの種類と言われても、すぐにはピーンと来ませんよね?(笑)

日本語では、「 日焼け 」という言葉しかありません。

しかし、英語では次の2種類の日焼けを表す言葉があります。

  • SUNBURN (サンバーン): 赤くなる日焼け(紅斑)
  • SUNTAN (サンタン)   : 黒くなる日焼け

赤くヒリヒリするけど、数時間から数日で消えるのが「サンバーン」
170960黒くなって、数週間から1月程度で消えるのが「 サンタン 」

この日焼けの違いって、一体 なぜ起きるでしょう?

次に紹介する、紫外線の種類にその答えがあります。

紫外線の種類と日焼け

紫外線(UV:UltraViolet)の中で日焼けに関係するものは、次の2種類です。

UV-AUV-B

特徴

地表面に届く紫外線の 約92%

・皮膚の真皮に到達する

・シワやシミなどの
  老化現象を引き起こす

特徴

地表面に届く紫外線の 約8%

・皮膚の表皮に到達する

・皮膚の炎症、DNAを壊し
  皮膚がんを引き起こす

日焼け

サンタンの原因となる

日焼け

サンバーンの原因となる

UVA-UVB

2種類の「日焼け」は、それぞれ、2種類の「紫外線」によって
起きていることがわかりました。

さて、日焼け止めに書いてある、2種類 SPF と PA とは・・・

2種類つながりで、なんとなく見えてきましたね(笑)

SPF と PA とは?

SPF  も PA も、日焼け止めの紫外線に対する効果を表しています。

PASPF

特徴

UV-A を防ぐ効果の指標

・ 「 + 」が多いほうが効果が高い
 (最大は、PA++++)

PA < PA+ < PA++ < PA+++ < PA++++

特徴

UV-B を防ぐ効果の指標

・ 数値が大きいほうが効果が高い
 (最大は、SPF50+)

SPF10 < SPF30

さて、それでは、いよいよ  SPF の「数値」の意味、PA の「 + 」の意味 について
どいういうものか見ていきましょう。

SPF ・ PA の測定

SPF値・PA値ともに、基本的な測定方法はほぼ同じです。

人工的な光源で、紫外線(UV-A・UV-B)をつくり、それを被験者に当てて測定を行います。

まずは、SPFの測定から見ていきましょう。

SPF の測定

 被験者の、以下の2種類の皮膚に紫外線を当てていきます。    

  1. 素肌のままの状態  
  2. 日焼け止めの試料を塗った状態

128723下図の A 、B、C ・・・  と アルファベット順に
紫外線(UV-B) の「照射量」を上げます。

 PASPF

試料の塗布量 : 2 mg/c㎡  ±  2.5%
【SPF測定】 照射後 20 ± 4 時間 経過後
 【 PA測定 】 照射後     2 ~ 4 時間経過後

そして、照射後、一定時間を置いた後に、日焼けの判定を行います。

SPF測定の場合は、UV-Bが主な紫外線ですので、赤くなった部分(紅斑)が出た場所です。
図の例では、黄色い矢印がある場所( B  と I )です。

SPF値は、B と I の紫外線照射量から簡単に求められます。

仮りに、以下の紫外線量を当てていたとします。 

B = 1.2  (試料無し の 紫外線量)
I   = 38.0 (試料有り の 紫外線量)

SPFは、次の式で、求められます。

SPF =  試料有りの紫外線量    ÷  試料無しの紫外線量 
     = 38.0    ÷   1.2
     = 30.4

SPFが、30.4  と分かりました。

128713ただの割り算で出ます(笑)

実際の測定には、10人以上で実施し、その平均をとります。

続いて、PAですが、測定の仕方は同じです。

PA の測定

SPF測定の違いは、紫外線がUV-Aではなく、UV-B の光源になります。
そして、UV-A の特徴である、黒くなった部分で比較します。

式も、まったく同じです。

但し、計算結果を、PAの数値から 「+」に置き換えています。

PA の値   2  以下      PA
PA の値   2  ~ 4   PA+
PA の値   4  ~ 8   PA++
PA の値   8  ~ 16     PA+++
PA の値   16 以上     PA++++

SPF と PA の測定方法については以上です。
 あっけなかったですか?(笑)

結局のところ、SPF と PA って、一体何でしょう?

 SPF と PA  とは一体

SPFとPAの意味は・・・

同じ紫外線量を受けたら、日焼け止めを塗っている肌は、
素肌の場合より 〇分の1 しか、紫外線の影響を受けない。

この、〇分の1 の 〇 に、SPFとPAの値が入ります。

では、SPF 30  は、どういう意味でしょうか?

素肌が日焼けする紫外線量の、約30倍の紫外線(UV-B)量に ならなければ
日焼け(サンバーン)はしないということです。

それでは、PA +++ とは、どういう意味でしょうか?

さっきの表でいけば、PA+++は、PA値 8~16 です。

つまり、素肌が日焼けする、約8~16倍の紫外線(UV-A)量にならなければ
日焼け(サンタン)はしないということです。

 
「 SPFの数字って、日焼け止めの効果の持続時間に関係するって聞いたけど?」

170963という方、多くいると思います。

次に、この誤解について、見ていきましょう。

SPF と PA の効果の持続時間!?

これには、おそらく次の2種類があります。

  • 完全な誤解パターン
  • 目安として使っているパターン

まず、完全な誤解パターンからです。

完全な誤解パターン

SPFの後に続く「数値」は、その日焼け止めの効果の持続時間を表している。

例) SPF30なら30時間、 SPF50 なら50時間 の効果が続く

これは、完全な間違いなのは、分かりますよね?

SPF値は、素肌と日焼け止めの保護力の比 です。

では、次に、目安として使っているパターン

目安で使っているパターン

SPF30 の場合には、 20分 ×  30  = 600分(10時間) 効果が続く

これは、素肌の人が、一般的に日焼けするのに20分程度かかるとして、
30倍の日焼け防止効果があるので、600分 効果が持続するといっています。

それなりに、理屈はあっているようには思えますが、これも、間違いです

紫外線量の防御力(SPF・PA)が、そのまま効果の持続時間にはなりません。

日焼け止めの効果の持続時間

同じ紫外線量を、仮に1時間で受けた場合と、10時間かけて受けた場合に
同じ様な、効果が得られることは、SPF・PA測定では、保証されていません。

また、日焼け止めは、時間と共に劣化し、効力を失っていきます。

そして、それ以上に、実際には、日焼け止めは、汗で落ちてしまったり、
ハンカチやタオルで 拭いてしまったりして、取れてしまいます。

どんな SPF 、PA の日焼け止めを使ったとしても、一般的に 持続時間は
2~3時間程度です。

本当に、日焼けを防ぐには、こまめに塗り直すことが重要です。

日焼け止めの塗り方については、別の投稿記事を参照してください。
 ⇒ 日焼け止めクリームの塗り方!押さえておく3つのポイント


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日焼け止めの使用シーンについて

最後に、SPF・PA と、使用シーンの関係についてお伝えします。

ただし、敏感肌の人などは、必ずしもここに、そのまま当てはまるとは限りません。
 
また、季節や場所などによっても紫外線量は変わりますので、あくまで
参考程度として下さい。

 日焼け止めの使用シーンとSPFPAの関係

まとめ081377

  1.  日焼け      
    • サンバーン(赤くなる日焼け )
    • サンタン      (黒くなる日焼け )

     

  2.    紫外線   
    • UV-A 
      真皮に届き、サンタンを引き起こす。

      シワやシミなどの老化現象を誘発する。

    • UV-B
      表皮に届き、サンバーンを引き起こす。

      皮膚の炎症や、皮膚がんを誘発する。

  3.    SPF と PA   

    • 素肌の場合と比を表す(何倍保護するか)
    • 効果の持続時間を表す数値ではない
    • 日焼け止めは2-3時間おきに塗り直す

  

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