コーヒー豆を買う時に、ブラジルやキリマンジャロといった豆の種類(銘柄)は選ぶと思います。
でも、焙煎(ばいせん)って気にしたことありますか?
焙煎というのは、コーヒー豆を 煎 ることで、ローストともいいます。
豆の銘柄と、焙煎(ロースト)によって、 淹 れるコーヒーの味が決まります。
銘柄と共に、焙煎について知っておくことが、自分の好みのコーヒーの味を知る上でとても大事です。
ちょっと、コーヒー通を気取っている感じにはなってしまうんですが(笑)
それでは、今回は焙煎(ロースト)について、お届けしたいと思います。
焙煎(ロースト)の分類一覧
コーヒー豆の茶色は、焙煎(ロースト)で作られる色です。
生豆の状態は、こんな色をしています。
焙煎(ロースト)の度合いによって、色が変わります、焙煎(ロースト)が深いほど濃い色になっていきます。
コーヒーの焙煎(ロースト)を一覧表にしましたので、そちらをご覧下さい。
日本では、この8つの焙煎(ロースト)の分類が一般的です。
焙煎(ロースト)によって決められる、酸味と苦味は、強烈です。
豆自体が持つ特徴なんて関係ないくらいです。
どんなに酸味の強い豆を使ったところで、フレンチやイタリアンローストにしたら、苦味しか感じません(笑)
また、どんなに苦い豆でも、ライトやミディアムローストでは、軽いテイストで酸味が強くなります。
逆に言えば・・・
正しく焙煎(ロースト)をしてあげないと、豆自体の個性をきちんと出してあげられない
ということです。
尚、アメリカで一般的に使われる分類は、日本とは少し違っています。
浅煎りから順に以下の様になっています。
なぜか一番濃いのがスパニッシュ・・・?
スペインのコーヒーがそんなに濃かったイメージないんですけどね・・・(笑)
- Light
- New England
- Cinnamon
- Medium
- Medium High
- City
- Full City
- Viennese / Continental
- French / Dark
- Italian / Heavy
- Spanish
お店ごとに差のある焙煎(ロースト)の度合い
ただし、この分類は取り決めや規格があるわけでないので、焙煎の度合いがお店によってまちまちです。
だから、あるお店で飲んだイタリアンローストが、こっちのお店のフルシティローストと同じだったり、軽かったりといった事があります。
あくまで、そのお店の中での焙煎(ロースト)の順列だと思ってください。
さきほどの、一覧表に載せている焙煎(ロースト)の度合いの写真も、あくまで参考例です。
さて、ここまで焙煎(ロースト)と酸味、苦味の関係などを見てきました。
次に、お店で実際に豆を選ぶ際の、焙煎(ロースト)の度合いを見ていきましょう。
焙煎(ロースト)は選べない?
実際に、お店に行くとコロンビアやブルーマウンテンといった銘柄があると思います。
そして、一緒に、イタリアンロースト、フレンチローストといった焙煎(ロースト)の名前を、同じように並べているお店もあると思います。
銘柄と焙煎(ロースト)が一緒になってしまっている感じがありますね(笑)
でも、酸味と苦味というバランスで見たとき、銘柄に関係なく、フレンチロースト・イタリアンローストは「苦味」に分類されるので、こういう表記の仕方をしているのだと思います。
コーヒー豆の銘柄と焙煎(ロースト)
ここまで、焙煎(ロースト)が味を決めると言っておきながら、なんなのですが・・・
残念ながら、焙煎(ロースト)の度合いは、あまり選べません^^;
1種類の銘柄のコーヒー豆を、8種類や、5種類といった焙煎度ごとに売っているようなことは、残念ながらありません。
従って、コーヒー豆の ・・・
① 「銘柄」を決める
② 「焙煎(ロースト)の度合い」を決める
といった、買い方はできません。
しかし、コーヒー豆に、こだわりを持っているお店であれば、必ずその銘柄の豆の特徴を踏まえて、一番あった焙煎を選んでいるはずです。
それが、コーヒー豆を売る店の、力の見せ所でもあります(笑)
焙煎(ロースト)選び、それは「お店」選び
味の好みをお店に伝えて、どの「銘柄」+「焙煎(ロースト)度合い」が自分の好みかを、そのお店が提供してくれるものの中から選ぶようになります。
もしも、そのお店に自分の気に入るテイストのものがなければ、残念ながら他の店に行くしかありません。
さっきも言ったとおり、同じ焙煎(ロースト)といっても、お店ごとに微妙に焙煎度が違いますし、また焙煎機の能力、焙煎をする技術も異なるので、結構味に違いが出ます。
色々お店を回って、味を試してみるのも楽しいですよ(笑)
一番いいのは、喫茶店で豆も売る店、あるいは、有料であってもテイスティングをさせてくれるコーヒー豆屋さんがいいです。
必ず、店主(マスター)に話しかけて、自分の好みや嗜好を伝えて下さい。
向こうは、プロですし、大抵のマスターは、そういう要望や質問が大好きです(笑)
是非、自分の好みの店と豆を、見つけてみてください!
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まとめ
- ライトロースト(浅煎り)
- シナモンロースト(浅煎り)
- ミディアムロースト(中煎り)
- ハイロースト(中煎り)
- シティロースト(中深煎り)
- フルシティロースト(中深煎り)
- フレンチロースト(深煎り)
- イタリアンロースト(深煎り)
酸味 : 強い 1 ⇔ 8 弱い
苦味 : 弱い 1 ⇔ 8 強い
焙煎(ロースト)度合いは、お店によりあまり選択肢は無い。
自分に合った焙煎(ロースト)と銘柄のある店を探す。
あとがき
実は、焙煎(ロースト)を指定できるお店も中にはあります。
そういうお店もいいんですけど、でも、やはりその店が自信を持って、「これがいい!」と言っているものを飲みたいので、結局、今はお店の指定するままのものを買っていますね。
個人的には、焙煎(ロースト)の深いほうが好みなんですが、焙煎にこだわるお店ほど、ミディアムやハイにしたがりますよね。
何度も、これで深煎り出してよ・・・と言っても嫌がられます(笑)
折角の豆自体の特徴や風味が、活かせないんでしょうね。
極上の刺身を、「よく焼いてください」と言っている様なのかもしれません。
なんだかんだで、やっぱりこだわっている店主の味が、確かに一番美味しいんですよね~♪
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コメント
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