コーヒー(豆)のモカ ってどんなイメージがありますか?
モカは、その強い酸味 が特徴なので、嫌いな方も多いと思います。
私も、モカって酸味というより、ただの酸っぱい(渋い?)コーヒーだと思っていました(笑)
でも、最近あちらこちらで見かける、焙煎にこだわっているお店。
そこのおススメで飲んだ、モカの旨かったこと! まさに、目からうろこでした。
もしも、近くに焙煎にこだわる喫茶店などがあれば、是非行ってみてください。
おススメで、モカを出してくるような店なら最高です(笑)
でも、それにはちゃんと理由があるんです。
自家焙煎しているお店の良し悪しは、モカを飲めば分かります。
今回のコーヒーシリーズは、「モカ」を取り上げたいと思います。
モカコーヒーとは?
モカコーヒーの酸味といっても、よく分からないという方もいるかもしれませんね。
最近は、スタバやタリーズといったシアトル系コーヒーと、ブルーボトルや、星乃コーヒー、コメダコーヒーといったチェーン系のコーヒーショップにしか行かない人も多いですよね。
こういったチェーンでは、残念ながら豆の銘柄を選べません・・・
そして、そのほとんどがブレンドで、数種類の豆を混ぜて味を調整しています。
是非、豆にこだわる喫茶店に行って、豆の違いを味わって欲しいのですが・・・・
その話はまたの機会として、ここでは、話をモカに戻します。
まず最初に、モカについて簡単に説明していきましょう。
カフェモカ は モカじゃない!?
モカというと、スタバなどの、「カフェモカ」を思い浮かべる方も、結構いると思いますが、あれは、コーヒーの銘柄のモカとは関係がなく全く別の飲み物です。
カフェモカは、エスプレッソベースのコーヒーに、チョコレートとミルクを混ぜた飲み物です。
今回、取り上げるのは、あくまでコーヒーの豆の銘柄のモカのことです。
ちなみに、カフェモカに、なぜ、同じモカという名前が使われているかというと、コーヒー豆のモカには、わずかにチョコレート(カカオ)の香りがすることから、それを元に、本当のチョコレートを混ぜて作ってしまったという飲み物です。
コーヒーのモカから味の着想を得ているので、カフェモカなんだそうです。
モカはコーヒー発祥
最初にコーヒーノキが栽培されたたといわれているのが、エチオピアです。
エチオピアの隣、アラビア半島の南西の端にあるイエメン共和国のモカ(Mocha)という港町があり、そこからコーヒー豆がアラビアの商人によって船で運ばれていったという、まさにコーヒー発祥の地と言われている場所なんです。
もともとは、ここから出荷されるコーヒーが、モカという銘柄(いわゆるブランド)として売られていました。
数種類あるモカ
モカから出荷されるコーヒーは、モカコーヒーなのですが、純粋にエチオピア産だけではないんです。
イエメン産があります。
これは、モカでも、「モカ・マタリ (Mocha Mattari)」と呼ばれています。
これ以外にも、あるのですが、日本ではほとんど流通していません。
そしてエチオピア産も、一種類ではなく数種類あります。
有名どころは以下のものです、 それぞれ、収穫地の名前がついています。
- モカ・シダモ
- モカ・ハラー
- モカ・ディマ
一般的に呼ばれる、モカは、このイエメン産 と エチオピア産の豆のことです。
この様に、モカと一言で言っても、色々ありますが、味の特徴は一致しています。
どれも、苦味より酸味が強いことです。
このことが、モカといえば、強い「酸味」 というイメージが、出来上がっています。
さて、モカについての基礎知識は、これくらいにして、いよいよ本日の本題に入っていきましょう・・・
焙煎の技術
強い酸味が特徴の、そんなモカですが・・・
焙煎の機械の品質が向上し、焙煎する技術も向上したために、モカをきちんと焙煎できるようになってきています。
きちんと焙煎された、モカを飲むと、 全然、酸っぱくありません。
それどころか、すごくすっきりとしていてフルーティ。
とても香りのよい上品な酸味です。
つまり、「モカ=酸っぱいコーヒー」というのは、きちんと焙煎できていなかっただけなんです。
きちんと焙煎して、コーヒーの甘みを出せれば、後は苦味を強くしたければ、深煎りにするし、酸味を出したければ浅煎りにするだけで、調整できます。
自家焙煎にこだわる喫茶店
自家焙煎など、焙煎機にもこだわりのあるお店であれば、モカがおススメというのは、そういうわけです。
素人でも味の差が分かりやすいです。
酸っぱいか、そうじゃないか・・・ですから
焙煎がしっかりしているお店のコーヒーは酸っぱくないモカが出せるんですから、それが当然ウリです!
でも、逆に言えば、モカが酸っぱく無いお店は、いいお店という判断もできます。
(たとえ自家焙煎でなくても、よい豆屋から仕入れているといえます)
モカの酸味が苦手だった人は、本当に電気が走りますよ。
「このコーヒー本当にモカ!?」
・・・・・・ちょっと、いいすぎかな?(笑)
モカの本当の、上質の酸味を是非、味わって下さい。
モカは酸っぱくて嫌いという人にこそ、味わって欲しいと思います。
私もそれまでモカは嫌いでしたから・・・(笑)
コーヒー関連その他の記事
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コーヒー(珈琲)に関するミニ知識・効能や誤解など(目次)
まとめ
カフェモカは別の飲み物
⇒ エスプレッソベースのコーヒーにチョコレートとミルクを混ぜた飲み物
モカは、コーヒー発祥の地といわれるエチオピアの港町
エチオピア、イエメン産のコーヒーを「モカ」という
モカでも、産地によって名前が変わる
- モカ・シダモ(エチオピア)
- モカ・ハラー(エチオピア)
- モカ・ディマ(エチオピア)
- モカ・マタリ(イエメン)
焙煎機の品質、焙煎の技術の向上
モカ=酸っぱいは、焙煎の問題だった。
きちんと焙煎されたモカは、すっきりとした上品な酸味
あとがき
昔、純喫茶でバイトしていた時も、さすがにモカは酸味が強かった記憶があります。
自家焙煎の店では無かったので、そこはどうしようもなかったのかもしれません。
そこのマスターが、焙煎がヘタだと、豆を置いておくとどんどん酸化してしまうと言っていました。
ブルーボトルが、48時間以内の豆しか使わないというのは、
それ以上置いておくと、どんどん酸化してしまうからなのかもしれません。
※ブルーボトルについての投稿はこちら
⇒ ブルーボトルコーヒーの特徴とは?新鮮な豆が売り!?
焙煎も奥が深そうですよね。
直火だったり、熱風式だったりと、いろいろありますよね。
ちょっと最近は、焙煎に興味津々です。
焙煎機が置いてある、店だとすぐ入ってしまいます。
スタバのセイレーンではなく、焙煎機がセイレーンに誘われます(笑)
※セイレーンについての投稿はこちら
⇒ セイレーン!スタバのロゴって実はギリシャの怪物!?
コーヒー(珈琲)に関しては、様々な投稿があります。 よろしければ、そちらもご覧ください。
⇒コーヒー(珈琲)に関するミニ知識・効能や誤解など(目次)
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